EPSEMS第2課 2021年6月24日
EPSEMS 第2課
【i, e】(ちなみにi, eのグループを「iグループ」という)
i e
・i=0°(水平方向)の直線(1u)
・e=iを2倍の長さに(2u)
it knit net mitt met edit
deck daddy kick egg men kitty
kitten comic dim
【ʌ, u】(ちなみにʌ, uのグループを「uグループ」という)
ʌ u
・ʌ=22.5°位(右上方向)の直線(1u)
・u=ʌを2倍の長さに(2u)
took cook cut gut nut come
mug money duck done dumb[dʌm]
numb[nʌm] gum dummy mud
<余談:速記を駆使した先人たち…フッサール>
エトムント・フッサール(エトムント・グスタフ・アルブレヒト・フッサール=Edmund Gustav Albrecht Husserl 1859年4月8日-1938年4月27日)は、オーストリアの数学者・哲学者である。フッサールが提唱した「現象学」は20世紀哲学の新しい流れとなり、数多くの著名な後継者を生み出して現象学運動となり、学問のみならず、政治や芸術にまで影響を与えている。
ヒトラー政権が成立した1933年頃には既に国際的な名声を得ていたフッサールだが、ユダヤ人であったことで、ドイツ国内では活動を極度に制限された。(→教授資格剥奪、大学構内への立入禁止、国内での全著作発禁、海外の国際哲学会議への参加不許可など)
そんな中にあっても、ほぼ毎日を書斎で過ごし、1日10時間ほどを執筆活動に充てていたという。フッサールは、次から次へとあふれ出す思考のリズムに書くスピードを合わせるべく、ガベルスベルガー式(Gabelsberger式)というドイツ語の速記法を駆使し、膨大な草稿を書き記していった。亡くなるまでに残された未発表の草稿は4万ページ以上にも及ぶと言われている。その後、弟子たちの手により解読、編集されたこれらの草稿は、1950年より、「フッサール全集」として刊行されている。
<参考:本書で示す発音記号について>
発音記号は難しいものではない。英単語のスペルは発音と一致しない場合が多々あり、例外だらけである。しかし、発音記号は発音のままであるから、「書かれたものイコール発音」となる。ローマ字読みと同じものが多いので、それ以外の発音記号独自のものを新たに理解していけば事足りる。