PGTH式速記法講義録6…走り書きメモ | 個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

 草書派理論(CURSIVE THEORY)に基づく
  日英両言語対応の手書き速記法









PGTH式速記法講義録6

 …走り書きメモ









 1枚だけ掲載した写真は、身近にある小さなメモ帳に乱雑に書かれた手書きメモの画像です。


 書き方としては、昨日10月1日までのPGTH式速記法の書き方の範囲(=PGTH式速記法講義録1~5)プラスアルファで書いたものです。


 姿勢や手元の不安定な状態で書いたもので、乱れているというか、ガタガタになっています。



 それでは書き方の説明に入りたいと思います。



 手書き画像の6行目の「私たち」は、9月24日の記事【PGTH式速記法講義録3…長線文字、二重長音、外来音の書き方、主な短縮文字等  http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12076788961.html 】の中で示した「私」(「ワイ」と書く)+「~ツ」の書き方(=左上に加点)を加えることによって表しています。


 「~ツ」が「~たち」を表しているわけで、この書き方は「あなたたち」(「アタ」で「あなた」を表し、末尾左上加点で「あなたたち」となる)などにも応用できます。



 また、6行目の「来たのか」の部分について、追加説明します。


 「~た」は前の文字の右上に点を打って表すこともできます。


 ちなみに、これは先日9月19日の記事【PGTH式速記法講義録1…全4ページ「わずか45文字+10ほどの簡単なルール」で使える決定版 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12074689910.html 】で示した「~イ」の簡単な書き方(右上に加点)と全く同じです。 (混同しそうなものは限定使用します。)


 なお、この「~た」は「~だ」(断定の助動詞)にもそのまま使えます。



 以上が前回までの書き方にない新しい書き方となるわけですが、その他は、以下説明を加えたとおり、前回までの書き方で書いています。


 とはいうものの、一応、説明をしておきたいと思います。



(4行目)

カルチャー カ+ラ行(右下加点)+チャ(「チャー」の長音の加点は省略している)

ラジオ ここでは「ラ」のみで便宜上済ませている


(5行目)

科学 畳音(音の繰り返し)の書き方(左下加点)を使って「カカク」→濁点省略


(7行目)

人類 「シンルイ」(濁点省略)→「~イ」は右上加点


(8行目)

歴史 「レキシ」は「レクシ」と書いて表す(9月19日の記事で解説済み)→「~ク」は真下加点


(9行目)

孫たち 孫「マコ」(濁点省略) 「~たち」は上記「私たち」の「たち」の書き方ではなく「タ」+「~ツ」(左上加点)で表している

贈る 「オ」+「~ク」の書き方(真下加点)+「ル」(五十音速記文字どおり)

2つの 数字の2の書き終わりの左上に「~ツ」(左上加点)で「2つ」→続けて「ノ」を加点の位置から書くことにより「2つの」となる


(10行目)

世界 「セカイ」の「カイ」は9月19日の記事で示したとおり「カ」を2倍の長さ(2㎝ほど)にしたものである。


(11行目)

国立 「コ」+「~ク」(真下加点)の位置+「リ」+「~ツ」(左上加点)

博物館 9月24日の記事の4枚目の画像の一番下「前と後の文字を深く交差」の書き方を用いている。(上記「国立」もこの書き方を使えるが、たまたま使わなかった。) → なお、画像の手書きメモでは、最初に「博物館」を書き損じたため〇を付し、右上に訂正として2とおりの速記文字が書かれている。この2とおりの速記文字のうち、下のものが通常の書き方で、上のものは「博物館」の「館(カン)」の部分が「ンカ」といったように、実際の発音の順番とは逆に書かれている。(→この「逆記法」とも呼ぶ書き方についての例示は、また別の機会に譲ろうと思います。)







PGTH式速記法の走り書きメモ…科学と人間 ↑ 用紙サイズ(縦×横)=148㎝×105㎝



 ↓ 訳 (全11行)


10 : 28  2015 10/2
AM
909 馬場 悠男(ばば ひさお)
カルチャーラジオ
科学と人間
私たちはどこから来たのか
人類700万年の
進化の歴史
孫たちに贈る2つの
世界
国立科学博物館 名誉研究員





.


↓ 以下は、2015年9月19日~11月5日にわたって取り上げた「PGTH式速記法講義録」(1~14)の記事タイトルの一覧です。


PGTH式速記法講義録…全4ページ「わずか45文字+10ほどの簡単なルール」で使える決定版 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12074689910.html

PGTH式速記法講義録…句読点等、連続濁音、シ音 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12075352980.html

PGTH式速記法講義録…長線文字、二重長音、外来音の書き方、主な短縮文字 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12076788961.html

PGTH式速記法講義録…応用例(主な形容詞の便利な書き方等) http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12079294151.html

PGTH式速記法講義録…短文サンプル http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12079510656.html

PGTH式速記法講義録…走り書きメモ http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12079725376.html

PGTH式速記法講義録…「逆記法」(ぎゃっきほう)について http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12081687859.html

PGTH式速記法講義録…「~て、~で」の書き方 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12083483894.html

PGTH式速記法講義録…「〇ン〇ン」の書き方 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12087456728.html

PGTH式速記法講義録10…「救って、~くださった、~なかった、開かれた」の書き方 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12088282778.html

PGTH式速記法講義録11…「○ー○ン(○イ○ン)」の書き方 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12088937589.html

PGTH式速記法講義録12…文例 “ 辺野古工事着手に沖縄反発 ” http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12089772920.html

PGTH式速記法講義録13…文例 “ 神様のポケット ” http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12090330014.html

PGTH式速記法講義録14…「ございます、もらう、ダッシュ」の書き方 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12092141972.html







.