まんぷくです
今日の満福は、「小さな男*静かな声」を読んだことですねん。
まんぷくの好きな作家、吉田篤弘さんの本。もちろん図書館で借りた(笑)
百貨店に勤める小さな男。
ラジオのパーソナリティーを勤める静かな声。
物語は、別々に展開される。
しかし、やんわ~りつながっている。
小さな男の日常に小さなまんぷくの姿を見た。(笑)
吉田さんの作品には、いつも。
まんぷくの好きな線のセンスの良さを感じる。
ずっと支度中の札がかかった食事所。
時刻表や図鑑も詩集ですと店に陳列する古本屋。
手作り卓上ランプを必ず自転車で届ける「あかり屋」
それぞれにステキな「小さなこだわり」を見つけた。
そして、まんぷくが改めて衝撃を受けた頁。
百貨店の寝具売り場に勤めている小さな男の言葉。
寝具売場における最良のキャッチ・コピーは、すでに定番化した次のフレーズだ。
「人生の三分の一はベッドの上で過ぎてゆく」
まったくそのとおり。
それでも、この言葉を身にしみて実感している人は意外に少ない。
「1日は何時間ですか?」
「あなたの睡眠時間は1日平均、何時間ですか?」
このふたつの質問とその答えを並べ、ようやく理解したり驚嘆したりする人が
いまだにいたりする。
あるいは、「毎日、12時間は眠っています」
と堂々と答える人もいて、三分の一どころか
「人生の半分は眠っていた」ことに気付いて、驚嘆のあまり
「いりません。ベットなんていりませんよ」と、
ひどく動揺して立ち去ってゆく人もいる。
人それぞれ。人生とは・・・・人それぞれ。である。
であるから、一概に定義などしようもないが、それでも
「人生の三分の一は睡眠に費やされる」
というフレーズは、およそ揺るぎない真実ではなかろうか。
小さな男 ♯5 159頁より
よく眠るまんぷく。
時間の大切さをあらためて。(笑)
「今日の満福、5つ!」
小さなこだわり、あ~ぁ満福