フライングゲット | 京都サブかる紀行 - KC

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広いと見せかけて小さくまとまっている京都を舞台に東へ西へ南へ。あんまり北は行かないかな。
そんな感じでうろちょろしながら京都検定や雑学についてただただひとりごとをいうブログです。

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2014年の祇園祭で150年ぶりに在りし日のすたがを取り戻すことになった大船鉾。

今年より前祭と後祭の巡行が完全に分かれ、本日17日は前祭の巡行が行われました。

巡行を終えた山鉾から順番に骨組みを残して解体され、
翌18日には綺麗さっぱり、何事もなかったように街はいつもの姿を取り戻すのですが、
今年は1週間後に後祭が控えているということで。

巡行終了後に解体される山鉾たちに並び、
新たに組み上げられる山鉾がポツポツと点在しているのがほんの少し違和感。

まぁその辺の話はほどほどに。

記事の冒頭に掲載されている写真は、遂に今年復活を果たした大船鉾のちまきです。

たまたま近所を寄ったので覗きに行ったら、鉾建て中にも関わらずすでにちまきをはじめとする大船鉾グッズが町内で販売されていたので、思わず購入しちゃいました!

だいたいの山鉾町では一般客に粽を販売するのは宵山期間中のところが多いのですが、

まさに飛翔入手(フライングゲット)。

1本700円。
ご利益は、船鉾と同じく安産祈願です。

配偶者がいない私に安産祈願。
果たして、ご利益は現れるのでしょうか!!?

ちなみに、今日の夕方ごろに見に行った段階では、大船鉾は骨組み状態でした。
町人の話を聞くに、明日の朝に最後の仕上げがなされるそうな。

新品のまだまだ白い木の骨組みに菊水鉾から譲り受けた年季ががっつり入った車輪を取り付けて。

なかなか奇妙な光景でしたが、
懸想品などが取り付くとそれなりに様になるのかな。

そういえば小耳に挟んだ情報では、
久御山で大船鉾の試し曳きを行っているそうで、その様子がYOUTUBEにアップロードされているとか。
興味のある方は見てちょ。

最後に。
祇園祭の山鉾は、釘を1本も使わず組み上げる“縄がらみ”という伝統技法を用いるのですが、この大船鉾にはこの技法は使われていませんでした。

祇園祭の山鉾は縄で縛って組み上げると常識を持っていた私は、たいそう衝撃を受けましたとさ。

めでたし。めでたし。