電源の復旧作業が続けられている東京電力の福島第一原子力発電所3号機で24日、ケーブルの敷設をしていた男性作業員3人が被曝した。東電によると水に浸っていた2人の足のひざより下に局所的な放射線障害の可能性があるとして2人を福島市内の病院に運んだ。今回の被災事故で、局所被曝の疑いで本格治療を受けるのは初めて。この影響で3号機の一部や付近での作業が中断、復旧に向けた作業は難航している。 3人は20~30代の東電の協力会社の作業員。3号機で冷却装置の復旧に向けた作業中で、浸水したタービン建屋地下1階でケーブル敷設をしていた。

 NHKでもこのニュースは報道して”東京電力の関係会社の作業員”と表現していました。あとで、経済産業相が”作業のありかたが不適切であった”と東電に厳重注意をしていました。まさに下請けさんの犠牲のもと、親会社の連中は傍観するだけ 。親会社の代貸しが世論の非難に押されて10日もたって”現場で指揮をとる”と弁解会見をするなど大企業の鈍感さが際立っています。いや大企業だけじゃありませんよ。

 アフガンや中東などの取材などもトップ屋と称する一匹狼が身体を張って撮った写真やネタが新聞に掲載されているんですよ。正社員は安全地帯でそんな命知らずに”あそこの写真がほしい、OOの情報はないか”と催促してそれがあたかも、てめえたちが取材したような形で紙面を飾るんですな。それで一躍ときのひとになったのが、わざとスローな口調で、しゃべっているんじゃないかと思いたくなるような自称・戦場カメラマンの渡部陽一氏なんか、今や暖房完備のスタジオで荒稼ぎの真っ最中のひとりなんですが、あたしゃ大企業や大きな組織でふんぞり返って、さも分かったような口をきくような輩は身の毛が逆立つぐらいきらいです。

 渡部さんも早口でしゃべらないと死んでしまうような危険地帯で身体を張っている同業者のことも考えないと仲間はずれにされますぞ(もう既になっている!との声あり)。ブラックジョークは、これくらいにして国際放送をながめていましたら、お隣りの韓国では日本向けの乾麺とか清涼飲料水が飛ぶように売れているんだそうですね。なんでも平時の2・5倍から2・7倍の売れ行きだそうですよ。アッそれから外国のひとの安否不明の数が出ていましたがフィリピンの方が、岩手だけで200人も行方がわからないそうですよ。西欧の連中は尻に帆をかけて脱出していきましたが、フィリピンのひとは帰っても(働く)当てがないと、ほとんど日本にとどまるそうですね。

        大災害もまた格差を浮きぼりにしています 大串拝
追伸:先便で安否不明だったおふたりは確認された、と報じて
    いました。フィリピンの美形でした。よかった!

 国際放送のいち場面でした。たしかフランスの放送だったと思いますが成田から出国する若いお母さんふうの女性にマイクを向けましたら”こんな一分一秒を争うときに応える時間はないのよ!”と捨て台詞を吐いて出国していきました。別の年配の男性にマイクを向けましたら肩をすぼめながら”私は問題ないのだが家族が、心配しているから帰国する”と申し訳なさそうな顔をしながら消えていきました。そうなんです。福島原発事故の余波で原発大国の連中があわてて日本を脱出している自国民をフランスの放送局がリポートしている風景を苦笑いしながら眺めていました。

 そういえば大災害の当日、武蔵野に居住する娘や孫にケータイしましたら、つながらず、沖縄までお茶運びにきて被災地の外であった娘が電話口に出ましたので”おい、ちゃんと生きてるか”といいましたら”生きてるから電話に出たじゃないの、バカじゃない!”といつもの調子で返事が返ってきました。しばらくして、やっと孫ともつながりましたら”大丈夫じゃないけど大丈夫!”と母親に負けないエールが返ってきましたので、ひと安心。その後、パキスタンからも孫たちが春休みで、集結してくれましたので飯屋で至福のときを過ごして、帰宅中にカミサンのケータイに娘から何度もはいっていました。

 私は、また長話でもするのかと思いきや、”今日、昼間”乳児に対しては、東京都の水道水は控えたほうがいい”というアナウンスがあった以降はパニック状態になって市中から市販の水が消えてしまったので大至急、水を送ってほしいと車中から泣くようにいってきました。孫は乳児じゃないだろう、という言葉を呑み込んでスーパーに向かいましたら幸運にも3ケースありました。走り書きをみましたら「お一人さま1ケース限り」と書いてありましたなんだ、こっちではあるじゃないかと思いながら、3ケースだけでは不十分と思い次々とスーパーを回りましたら既に品切れでした。

 私はことの重大さを実感しました。5件目でしたか、祈るような気持ちで、くすり屋に飛び込みましたら、あるにはあったのですが「1家族1ケース限り」と書いてありました。あたしゃ、実際に風評被害の真ん中に立たされていることを知りました。で、もうすっかり至福の気持ちはすっ飛んでしまいました。最初の分は店で送ってくれましたがあとで調達した分は託送センターに持ち込んで送ってもらうことにしましたが、念のため、またスーパーめぐりしましたが全部の店で、品切れでした。仕方なく託送センターに行きましたら先客で一杯でした。

 みんな孫やファミリー可愛さで水、食べ物、おむつなど身の回りの品を抱えていました。マスコミは”冷静に、対応して余分な物資の備蓄は控えるようにと連呼していますが、いざ身内に異変があれば冷静さを失うものなんですよ。翌日、”基準(1キロあたり100ベクレル)を下回ったとして東京都は解除”と御触れが出てホッとするやら腹が立つやら、こんな風評被害いや風評被爆はいつまで続くのでしょうかね。”じーじ、ありがとう!”という声で目から熱い汗が流れてきました。

    やけに強気のスーパー やけに目に付く宅急便 大串拝
 タイのバンコックで活躍中のYさんから次のようなメールが飛び込んできました。「(出前は)海外に居たら日本を案じる気持ちがズッシリと感じられる内容です。大震災の情報、ありがとうございます。 海外にいましたら、祖国日本の難事に敏感になるのでしょうか。2万人超の犠牲者、困難な生活を送る被災者、原発事故など、落ち込む毎日でした。しかし、被災者が助け合いながら頑張っていらっしゃること、原発事故に立ち向かう自衛隊・消防署・警察・民間関係者のことを聞くにつけ、本日をもって気持ちを切り替え
ます」。
 さらに追加メールで、「本日、タイの屋台で昼ごはん(20バーツ=55円)をたべていましたところ、テレビで日本語の歌が聞こえてきました。日本の被災者が助け合って頑張っていることを、映していました。「Japan 2011」だそうです、日本人は正直で働き者という声がこの大震災を機に聞こえるようになりました被災者の方々のお気持ちを大切に受けとめながら一日も早い、復興と私たちも日々頑張っていこうと思っています」。Yさんあり
がとうございました。
 国際放送をながめていましたら東北で外国の方がおふたり亡くなり、おふたりが安否不明と報じていました。フランスのテレビ局でしたか”この非常時に被災者はゴミ、リサイクルのため、ご覧のように細かい分類をしています。なんという光景でしょう”と驚きの声を発していました。アメリカの局では、”相変わらず感情を表に出さない、騒いだりデモもしない冷静さを保つ日本人に改めて敬意を表します”といい。イギリスのメディアは”日本人の冷静さは悲観的、運命論者で自然に仕えているように思えてならない。 我々、西欧人は自然をも征服した驕りを、感じる”と報じていました。スペイン放送ではスペイン国会に日本大使を招いて賛辞のメッセージと万来の拍手を送っていました。
 愉快だったのは伊達政宗の特使としてヨーロッパに派遣された支倉常長の遺跡の前に花束がうずたかく積まれていました。大災害以降、引きもきらないとアナウンスしていました。それから中東情勢の放送はリビアへの空爆後、”十字軍に天罰を!”というカダフィ大佐の映像はありませんでした。さて、しんがりは国内から「経済原理というのは思惑によって曲げられてしまうもんだと知りました。
 本来、円安になる(経済原理)為替が円高にというのはおかしいですよね。解説を聞くと「被害を受けた日本企業が、外国にある資産を売却して円に換えるだろうという”投機筋”の思惑で円高になった」というものです。ひどいじゃありませんか、未曾有の自然災害で困窮している日本経済に追い討ちをかけるように投機筋は自分の利益のために、日本を踏み台にしているようなもんじゃないですか。それが資本主義というなら”資本主義くそ食らえ”です。
 それにしても、民主党政権はダメですね。被災地の復興や原発事故に伴う補償などで多大な費用がかかるというのに子供手当てや高速道路の土日、1000円を継続しようとしているのですから。こんなものはさっさと廃止して被災地の支援に費用を回すべきではないでしょうか。今、東京電力は計画停電を実施していますが、そうでない時も各企業が知恵を絞って節電に努めています。看板の電気を消したり、エスカレーターを止めてエレベーターだけにしたり、室内照明を間引きしたりやっています。今までは無駄と思われるほど明かりをつけたり利用者が少なくなったのにエスカレーターを2基も3基も動かしていたり随分電気の、浪費をしていたように思います。
 これを機に計画停電が終わってももう少し国民や企業が節電の意識を持って電気の消費量=文化度が高い、という考えを排すべきだと思います」。いつもながら格調高いKさんの論調にしびれてしまいます。私は日頃、憧れている江戸時代のロウソクや和服の文化を味わおうかなと思いました。(ちょっと”柄でもないこといわないの!)。Kさんありがとうございました。
   そうですか、外国の方も災害の犠牲者だったんですね。東電の
   えらいさん いや大企業のえらいさん まずは素っ裸で現場に、
   とび込む そんな姿勢が同情と”仕方ないさ”を生むんですよ。
                 船頭の多さが後手にまわる大組織 大串拝
 大災害後ひさしぶりに大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」をみることができて、「安穏」というありがたさをしみじみと味わせていただきました。従来の作品では悪役として描かれることが多かった柴田勝家を家族思いの優しき夫・義父として描き。逆に、豊臣秀吉を自らの欲のために動く悪役として描いているのが今回のドラマの特徴ですが、その心優しき柴田勝家が秀吉に敗れ居城である北の庄(福井)で、3人の姫たちと永久の別れとなるシーン
でした。
 母親のお市の方は長女・茶々(宮沢みえ)に向かって、”織田家の誇りを守れ”といい、次女・初(水川あさみ)には”三姉妹の真ん中のあなたは、ふたりの間でなにかあったときには仲介の労をとれ”と諭し、末娘の江(上野樹里)には”おのれを信じ、おのれの思うがまま生きよ”と励ましてそれぞれに遺品を渡す場面はジーンときましたね。お父さん役の柴田が、あんなにしおらしくまたやさしく描かれていたのは女性の脚本家ならではと思いました。
 さて今日の主役は田淵久美子さんです。旬のシナリオライターである彼女の年は伏せることにして島根県益田市の出身なんですねえ。私生活では離婚歴があり92年に結婚した最初の夫とは99年のクリスマスイブに“仕事のために”離婚。その後、3年間は同居。06年に再婚した2番目の夫とは「篤姫」放送中の08年10月に死別。前夫との間に設けた1男1女の母でもあり、最初の夫との離婚の原因は長女出産直後に、あるドラマの打ち合わせの際に、プロデューサーから”育児をしながら、脚本が書けますか”と言われたためという。
 また離婚の際も夫に籍を入れたまま別居か離婚して同居かの2択を提示し夫は、後者を選択。田渕は寛大な夫に感謝したという。HPにあったままをパクりましたが、何度か読み返さないと分からないような謎めいたプライベートな経歴の持ち主なんですねえ。それだけにチャーミングな顔立ちといい、男心をあやしくそそるってえ感じがいたします。まあ、なんというか旦那は久美子さんを心底、愛していた方なんでしょうね。まさに理想の夫じゃありませんか。
 さて、久美子さんは、、(ちょっと、なによ!久美子、久美子って馴れ馴れしくいっちゃって)。エエッ、、田淵さんはご存知のように08年の大河ドラマ「篤姫」も筆をとったんですねえ。大ヒットして、そのときの主役が大ブレークしましたものね(ちょっと!大ブレークしたという割には固有名詞が出ないじゃないのよ)。どうも私のPCはチャーミングなお嬢さんが登場すると(お嬢さんじゃなくて、おばさんでしょう!)ヘンな野次がはいってしまいますな。
 大奥という女性の園の物語「篤姫」に次いで織田、豊臣、徳川の三つの時代を乗り越えていった女の戦いを描いたストーリーということから大河ドラマ50作目に再登場とHNKの能書きにはありました。この新作「江~姫たちの戦国~」と「篤姫」は考えてみたら、不思議な縁で結ばれているんですねえ。というところで続きは、またにいたしましょう。
      あのねえ 田淵さんには 久美子さんって親しげに
        呼んでたけどさあ あなた内館牧子さんには”先生
          先生”っていってて なぜ牧子さんていわないのよ 大串拝

 世界の最貧国であるバングラデシュ(以下バングラ)に、たったひとりで、い降りてバングのパワーを日本をはじめ世界に向かって発信させている山口絵理子さんのすばらしい活躍ぶりをお届けしましたが今度地元バングラ出身の大学教授がグラミン銀行という貧困層を対象とた銀行立ち上げてバングラの草の根的な経済活性化に勤め、その功績が認められて’06年にノーベル平和賞を受賞したバングラの救世主のお話です。

 グラミン銀行のユヌス総裁は”現在のバングラの政治は腐敗しきっており、村を支配している地主なども自分の利益を考えるだけである。これらの古い官僚機構は、革新的にはなり得ない。これと対照的に市場原理は腐敗した政府や地主などに比べはるかに合理的で民主主義を社会に導入することができる。政治過程で、自分の支持する候補者に主権者が投票するのと同じように経済過程では自分の好きな財にドル紙幣を投票することによってその財を選考するという主体的意思をアピールできる。これが、経済主権者の民主主義だ。

 マイクロクレジット活動は人々にお金を与えることによって、貧しい人々を「投票権」を持った主権者にするという意味付けがあるのである。能力ある貧困な人々に経済的なチャンスを与えることができない社会や制度を市場原理によって撲滅しようとしているのである。眠気を誘うような、文面になってしまいましたが、要するに”あんた方は貧乏だカネもないし頭も悪い。だから黙っておれのいうとこを聞いてりゃいいんだ”という輩と手を切って自分の責任と能力によって事業を立ち上げよう!”と呼びかけたことがキッカケとなって草の根パワーがバングラで席捲しているってえ話だと思います。

 因みにマイクロクレジット活動による回収率は97.9%だといわれています。今、その草の根パワーに目をつけた日本人が’10年7月「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」は、貧しい人たちに小口の資金を貸し出すバングラの「グラミン銀行」と共同で会社を設立し、現地で商品開発や販売に乗り出すことになりました。両社は10月にバングラに共同会社を設立し現地向けに1ドル程度のTシャツなどの衣料品を開発するとマスコミが報じていましたが、今までは貧困にあえぎ厄介者扱いをされた負け組が勝ち組になろうとする動きがアフリカにもみられますね。

 さらにユヌス総裁はチャリティ(慈善)というのは人々を自立させられなくなるので悪いものだと述べ。我々もよく物乞いの子供達に道端で取り囲まれたが「恵んであげる」のは相手が「可哀想なもの、自分より下なもの」という意識の表れである。チャリティを施すことによって相手から自尊心や自立を奪い、結局その人達のためにならないと語っています。いやあ、すばらしいですなあ、日本だって少子化を問題視するんゃなくて少数精鋭のこどもたちが世界中に飛び込んで、そんな草の根ーと一緒になってなにかを生み出す。そういう第二、第三の山口絵理子さんが生まれてくる、、そんな時代になったんですねえ。ちょっとした意識の革命で世界が大きく変わる。極貧の国がそういうドラスティな動きが加速している中で大いに「和僑」として世界に羽ばたいて寸前の日本に向かって自分の夢を膨らませてほしいものですな。

        
        世界は意識がかわることで世代わりしています 大串拝

追伸:マイクロクレジット (Microcredit) とは失業者や十分な資金の
    ない起業家、または貧困状態にあり融資可能でない(商業銀行
    からの融資を受けられない)人々を対象とする非常に小額の融
    資(ローン、クレジット)である。