インベーダー・サマー
久しぶりに菊地秀行の「インベーダー・サマー」を読んでみましたが、やっぱこの頃の菊地秀行が一番だと思う。僕はこれともう一つの傑作「風の名はアムネジア」を高校生の頃、夏休みに一気に読んで感動した覚えがあります。
インベーダー・サマーはその名の通り、宇宙人侵略物ですが叙情的なホラーな味付けがしてあって、これがいい。それでいてホラーばかりかと思えば、実は青春物でもあったりします。またこの作品から「押忍」と話すキャラクターも登場しているのは見逃せませんwww
いつもの日常、いつもの穏やかな日々の中に序々に世界を侵食してくる侵略者。そしてその存在に気づいた主人公が孤独な戦いを開始するのもまた良し。剣道部のエースである主人公、片桐学はもう一人の十六夜京也的なポジションですが、京也くんと違い彼には魔界医師メフィストやさやかちゃんといった頼もしい仲間はなく、ひたすら孤独です。
一度でいいから、インベーダー・サマーみたいな青春物を書いてみたいなぁと思うのですが。