2021年に入っても引き続き落ち着きが見えません。
現状に限らず「どうしたらよいか」という壁は今までもこれからも人や環境、そして企業を成長させるものですね。
どんな状況下でも工夫次第で出来ることもあり、新しい価値を見出すこともあります。
こんなモノをこのようにしてお客様へ提案し「要望に応えたい」。
大事なことです。
こんな意見から生まれた企画を昨日から開始していますが、私村松からは「はじめて御社のスウェットを試したいのですが、どんな拘りがあるのか?」という問いにお応えするカタチで「拘り」紹介したいと思います。
先ず私村松、ヴィンテージウエアに価値を見出した人間ですが、特にスウェットやパーカーは細かな仕様や創りの違いべつに収集し、コレクターと呼べるほど所持して楽しんでいた時期がありました。しかしヴィンテージ特有の儚さ(脆さ)や形状に満足していたわけではありませんでした。
この観点から創り上げたのがデラックスウエアのスウェット・パーカー達です。
デラックスウエアのスウェット(S101シリーズ)について
1950年代ヴィンテージの創りを再現しつつも「こうだったらいいのに」という理想を入れました。

シャリッとした手触りとフワッとした肌触りがヴィンテージの特徴ながら、引っ張っても丈夫と言う安心感を。


ヴィンテージウエアを語る上で妥協出来ないポイントは縫製と使用するミシン。
縫製(仕様)が違い、ミシンが異なるとヴィンテージが持つあの「なんかいいね」と感じる空気感が失われます。
これだけは譲れない!

またこんな箇所に魅力を感じます。
手首下の通称「リブ付け」というポイントは、縫製が十字に重なり美しさとインパクトがあるポイントです。
※S101シリーズでは首下の前Vガゼットもポイント!


▲1950年代ヴィンテージスウェットの手首下画像も参考までに。

そして今回は、価格据え置きの職人手振り刺繍が入ります。
現代は90%以上が自動機刺繍ですが、手と技で刺繍を行う職人は未だ少数ですがいらっしゃいます。
ここでヴィンテージというフィルターを通した価値を創ろうとすると極僅かな職人に限られ、使用するミシンや糸質や条件も厳しいモノに。
デラックスウエアの条件とは、レーヨン又は綿糸使用、ヴィンテージミシンSINGERを使用、そして糸以外の資材を使用しないこと(裏宛布を排除)。すると生地の伸縮に合わせ刺繍も動き、肌への負担が無くなり、長い時間を経由する柔軟な強度が生まれます。
刺繍アップグレード企画品についてはこちらのサイトで御確認下さい↓
およそ一世紀前に創意工夫の上に開発された衣料が現代に残り「ヴィンテージウエア」と言う価値に変わりました。
しかしこれは一世紀耐え得る「創りと素材」であったため、時間を超えられました。
この感動と骨董品に似た希少性がヴィンテージウエアの価値です。
創意工夫のうえの「創りや素材またはミシン設備」と「こうだったらいいのに」から生まれた理想、そしてそれらが融合した「これからのヴィンテージウエア」たる開発製品。これを楽しんで頂ければ幸いです。
今回のこの「刺繍アップグレード企画」は、現在の在庫に刺繍を入れて提案差し上げる企画のため、色やサイズに限りがありますが、デラックスウエアが提案する「ヴィンテーウエア+α(理想や融合開発)」の内容を試す商品として是非お勧めします。
久しぶりにブログを書いたら長くなってしまいました(汗)
また、こんな内容を聴きたいなどありましたら御要望くださいね。
それでは。
デラックスウエア 村松