現地時間２０時頃にようやくマルタ国際空港に到着しました。

ここでも久しぶりに後方出口から飛行機を降ります。

ここでマルタ共和国の位置等について簡単に。

イタリアのシチリア島とアフリカ大陸のちょうど真ん中に位置するという土地柄、

様々な人種・文明が入れ替わり立ち代わりやってくるコトが避けられません。

具体的には、旧石器時代の謎の民族・フェニキア人・ギリシア人・ローマ帝国・ゲルマン民族

東ローマ帝国・イスラム帝国・ノルマン人・神聖ローマ帝国・フランス・イギリス・・・という具合。

かつては地中海貿易の結節点として重要な位置を占めていましたが、

大型タンカー・航空機の発達によりその重要性は薄れ、１９６４年にイギリスが領有権を手放し、

１９７４年に正式に共和制国家として独立を果たして今に至ります。

現在は、EU加盟を機に大陸資本の進出が相次ぎ、急速に経済が拡大しています。

だから筆者が泊まったホテルも信じられない程に豪華。

観光立国の先輩として大いに見習いたいところです。

遅い夕食後に軽い睡眠をとり、翌朝は実質的な観光初日です。

マルタ共和国は３つの有人島と２つの無人島から成り立っていますが、

本日訪れるのは第二の島であるゴゾ島です。

一時間あたり2本ほどの頻度で３０分ほどかけてフェリーで目的地に向かいます。

最初はソルトパンと呼ばれている塩田です。

海水を天日で乾燥させただけの単純なシステムで作られており、

家族で観光用の天然塩を細々と販売している形で続いているのだとか。

夏が暑くて雨の少ない地中海気候だからこそ残ったのでしょうね。

次から愈々「これぞ観光地」的な場所へ向かいます。

（最近読んだ本）

逆襲の地中海 ②