こんにちは、モビリティです。
「体温計使ってるけど、ほんとはどれが一番良いのかな?そもそも体温計によって結果が違うのってなんでなの?」
こういった疑問に答えます。
■ 電子体温計の選び方
■ 意外と知られていない、ワキの正しい体温計の測り方
■ 感染症法からみる「高温」の定義
子どもが保育園に行く前は、必ず体温を測っている父親をやっています。
ちいさい子だと、体温計を挟んでじっとさせておくの一苦労ですよね。
パッと測れて正しい数値がでるものが理想的です。
今ご家庭にあるものでも、正しい測り方をできているか確認できる記事です。
さっと読めると思うので、流し読みしてみてください。
電子体温計の選び方
電子体温計は目的、シーン、機能によって、自分にあう物を選びましょう。
その理由は、体温計には「測れる方法や秒数、記録機能の付加価値」などがあるからです。
それによって、計測温度が変わってきたりするので、特性をよく理解しましょう。
ざっくり4パターンに分けてみました。
■ どこの家庭にもだいたいある。一般的なワキで測れるタイプ
■ 赤ちゃんにも使える、耳で約1秒で測れるタイプ
■ 複数人使用する場合は非接触タイプ
■ 基礎体温を細かく、正確に測れるタイプ
どこの家庭にもだいたいある。一般的なワキで測れるタイプ
ワキまたは口にはさんで測定する一般的なものです。
このタイプは「実測式」と「予測式」、またどちらもイケるといった物があります。
ちょっとだけ解説します。
実測式は、その部位の温度を正しく表示させる方法で、一般的に「ワキで10分(口では5分)」はさむ方法です。
ご家庭で既にお使いの体温計、実測式もイケる製品だと、ワキに10分はさみ続けていると、もう1回ブザーが鳴ります。
そこで出た数値が、本来の正確な体温となります。
予測式は、みなさんが普段お使いのとおり、ワキにはさんで早いものでは10秒とかでブザーが鳴るやつです。
これは、各メーカーの独自分析演算機能によって、「10秒ではさんだ場合の上がり方は、10分後にはこんな感じになっている」と予測された数値を表示しています。
このタイプおすすめなのは、防水タイプを選ぶことです。
アルコール消毒もできるので、家族間でも清潔に使うことができます。
赤ちゃんにも使える、耳で約1秒で測れるタイプ
耳で測るタイプのものは、約1秒で鼓膜の温度を測っています。
非接触タイプと原理は同じですが、耳の中は外気に触れにくいため、非接触タイプよりは正確な体温測定が可能です。
約1秒で測れるため、赤ちゃんを起こしたくないときなどでも測れます。
この商品は
■ LEDバックライトがつくため、夜間寝室でも使えます。
■ 25回分の測定データを保存することができます。
■ 37.5℃を超えるとアラームで知らせてくれます。
迅速に測れて、付加価値もあるため、小さなおこさんがいるご家庭では活躍するかと。
複数人使用する場合は非接触タイプ
衛生面を特に気にされる方は、こちらのタイプをおすすめします。
うちの子は、保育園に行ってからも測定があるのですが、ワキで測るタイプなのでちょっとやだなぁ、、、と思ってます。
基本的に表面温度を測るため、気温の変化など外部環境に影響は受けやすいです。
また、製品によって精度が全然違うため、高くてもしっかりとした企業から販売されているものをお使いになるのがベストです。
我が家ではコレをつかっています。この商品は
■ バックライトがつくため、夜間寝室でも使えます。
■ 測定値が38.0℃以上の場合、バックライトが赤になってお知らせ。
■ 7種類の消毒液に対して、耐薬剤性があるため、消毒綿で拭くことも可能。
■ 精度が非常に高く、黒体炉試験で35.0℃~41.0℃の間では、誤差0.2℃
医療機器のメーカーが出しているものなので、非常に安心して使うことができます。
基礎体温を細かく、正確に測れるタイプ
妊活中の方におすすめなのが、細かく正確に測れて、生理予測等に使えるこの基礎体温計と言われるタイプです。
基本的には口の中で測るのですが、くわえて約10秒(予測式)で測ることができ、
スマホアプリの「ルナルナ 体温ノート」や「ラルーン」とデータ連携ができます。
データ連携してくれることで、記録や管理といった手間が省けるため、書き忘れなどを防止することができます。
電子体温計といっても種類がたくさんあるので、今紹介したような目的に合わせた製品選びをしてはいかがでしょうか。
意外と知られていない、ワキの正しい体温計の測り方
ワキで測るタイプには、メーカー推奨の正しい測り方がありますので紹介します。
ポイント① 「ワキの下のこもった熱を冷ます」
ポイント② 「ワキの下の汗をしっかり拭きとる」
ポイント③ 「体温計はワキの中心にあたるように、下から上にはさむ(腕に対して30度~45度」
引用:オムロン
画像のようし、下から上にはさむようにしてください。
結構多くの人が、服の上から差し込んで測っていることが多いと思いますが
それはちゃんと測れていないので、ご注意ください。
感染症法からみる「高温」の定義
次のとおりです。
厚労省が出している通知では、新型コロナウイルス感染症に対して、以下のような通知をだしております。
引用:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年5月8日)
「受診、相談センター等に御相談いただく目安」として
「息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合」
となっています。この「高熱」にも定義かあります。
それは、日本の感染症法の届出の基準において
「高熱」とは体温が38.0℃以上を呈した状態をいう。
と明記されております。そのため、先ほどご紹介した非接触体温計で、38.0℃以上だとバックライトが赤くなるというのは、その基準で色を変えています。
ちなみに、同じ感染症法で
「発熱」とは体温が37.5℃以上を呈した状態をいい
となっています。
ただこれは目安ですので、基礎体温が元々低い方などはこの限りではありません。
ちょっとした体調不良があると、熱があるのかすぐに気になったりします。
コロナ禍では非常に重要視されておりますが、私がコロナに罹患したときは
最大で37.5℃だったんですけどね。
参考になりましたでしょうか。
今回は以上です。