Hurricane 共優性モルフ(Codominant Morph)
Hurricane
名前負けしないような
うずうずしいPatternが特徴のHurricane.
乱れた宇宙人模様が窮屈そうに連なるのがカッコいいです。
そんなHurricaneは2007年にAfricaからの
輸入便の中で際立ったPatternを持った個体に
目を付けた業者が友人であるHans-Jorg-Winner に
連絡し引き抜かれた後に
Clutchを採り続け2013年にスーパー体である
Hayabusa aka Super Hurricaneを誕生させ、
共優性遺伝をすることを証明しました。
しかし、個体によってはHayabusaはHurricaneに
似通った個体がいる為、
2016年にHayabusaを繁殖に用いて子供に全て
Hurricaneが乗る事を証明することで
Hayabusaというスーパー体があり得る事を
逆証明する事となります。
Hurricaneと同じMorphと言われているのが
Blitz,Trick等がありますが
スーパー体が確実に存在していると言われているのは
Hurricaneだけです。
近年では血が薄まりBlitz,Trickもスーパー体だと
思われる個体が誕生している為
共優性遺伝が証明されるのも時間の問題かと思います。
↑2024年2月にGenetic shed testingの結果
HurricaneとTrickは同一Morphである事が分かりました。
Hans-Jorg-Winner はAfricaからのFHを
引き抜いて新たなMorphを確立するのは
ほぼ諦めていたそうですが
友人の一声で夢が叶うと共に
Hurricaneという素晴らしいMorphの
Originatorになる事が出来たある意味運の良いBreederです。
日本からも世界を驚かすMorphを確立していきたいです。
Patternが最高にカッコいいHurricaneは
様々なComboが発表されています。
↑Hayabusa aka Super Hurricane
スーパー体になる事でHurricaneの特徴が
これでもかと表現されています。
乱れた宇宙人模様が狭く窮屈そうに連なっており
Pattern Morph好きな方には最高に刺さる個体だと思います。
Stripeも細かく途切れるのもカッコいいです。
↑Banana Hurricane
BananaとHurricaneがComboになった個体です。
柄の乱れに加えて
柄の間のオレンジ色が際立っており
Banana,Hurricaneの良さが出ています。
GHI Bananaなどが好きな方におすすめです。
↑Hurricane Clown
やはりClownは凄いです。
個人的にHurricane Comboの中で一番好きな組合わせです。
ここまでしっかりとHurricaneのPatternが
残りつつBaseはClownという事が
一目でわかります。
栓抜き柄の中までグラデーションが効いており
お洒落さが増しています。
↑Hurricane Lesser Clown
先程の個体に+Lesserが入った個体です。
Lesserが入ることにより色がワントーン上がり
柄が乱れています。
Lesserは柄がお腹側に引っ張られるように
伸びる事と柄の中の模様が無くなる為
この個体もしっかりとその特徴が出ています。
すべてのMorphの良さが出ていると思います。
↑Hurricane DesertGhost
Color MorphのDesertGhostとのComboです。
しっかりと柄の乱れと細かさが出ています。
首元の不規則な乱れが面白いですね。
このままAdultになった時に
いかつい柄が残るのでかなり
迫力のある個体になりそうです。
LeopardやSpotnoseを入れてみたいです。
↑Hayabusa Albino
ここまでうずうずしくいかついAlbinoは見た事がありません。
Albinoは黒色色素を作れない為
黒くなる部分は白くなります。
その効果もあり神々しい見た目になっています。
Alnibo×Dark Morphは最高にかっこよくなるため
ここに更にDark Morphを入れてもいいですし
ConfusionやAcidを入れると柄がかなり
乱れて渋さが増すと思います。
共優性Morphですがまだまだ高額な部類に入るHurricane.
名前も表現も最高にカッコいいモルフで
乱す系のMorphが好きな方はドンピシャなMorphだと思います。
明るくしてもよし、黒くしてもよし
柄を乱してもよしと万能なMorphだと思います。
劣性とのComboは迫力があります。
まだまだエグイ個体が沢山生み出されるのが楽しみです。
個体をたくさん見ていくと色んなMorphの
特徴が見えてくるので興味が無かったMorphでも
見ていくと思いも知れない発見があるかもしれません。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
δ7Ballpython
画像引用 WOB