Bongo 共優性モルフ(Codominant Morph)
 

Bongoの歴史をたどってみると、

発見されてから注目を浴びるまで時間が

かかったMorphだという印象を受けました。

 

その理由としてはBongoのOriginatorである

GhanaのEB Noah が同じ時期に

BambooというSingleではかなりImpactの

あるMorphを発見し話題をさらって行ったためです。

 

 

↑Bamboo

 

確かにSingleを比べてしまうと

どうしてもBambooに目がいってしまいます。

 

さらに2012年にはSuper Bongoまで

誕生させていましたがその頃は

ChampagneUltramelがブームの

中心にいた為

またしても影を潜める事となります。

 

 

↑Super Bongo

 

Singleからは想像がつかない

Stripeでとても興味深いですし、

綺麗なオレンジ色が出ていて

まだまだComboにして楽しめると思いましたが

当時はあまり注目されませんでした。

 

不運というかついていないというか...

これだけ聞くと可哀そうなMorphという

印象を受けるかもしれませんが

全然そんなことはありません。

むしろ可能性だらけのMorphだと思っています。

 

Dark系のMorphとは相性抜群ですし

Clownとの相性も最高です。

ここら辺はまた後でまとめていこうかと思います。

 

まずはBongoが世界的に注目されるまでの

過程を記していきます。

 

OriginatorのEB Noah は初めて

Pastel Lesser Bongoを初めて見た時に

当時大人気であった

Highway aka Gravel Yellowbelly

に似ているなと思ったのと同時に

Highwayよりも

ずっと綺麗だと感じたそうです。

そこでBongoがComboになった時の

Potentialに興味を持ち、

様々な掛け合わせを行っていきます。

 

しかし、当時は圧倒的にBamboo

人気が凄く2015年頃まで続きます。

そしてBambooをComboにした時は

ほとんどのComboで白くなってしまいますが

Bongoであれば白も黒もいける方向性があると

気づき徐々に人気が出てきます。

 

更にBongo

Yellowbelly Complex

ではないかという

疑問がこの時期に浮かび上がってきます。

なぜその様な疑問が挙がったのかというと

2015年にドイツのBreederであるPeter Balg 

SparkBongoを交配させたところ

SuperStripeの様な表現をした個体が生まれたからです。

ちなみにSuperStripe

Spector×Yellowbellyのスーパー体です。

 

しかし今ではYellowbelly Complexではないと

認識されているのが一般的です。

 

その理由としてはやはりAllelic(対立遺伝体)

スーパー体になった時に劇的な変化をもたらします。

 

Yellowbelly Complexでの変化でいうと

Stripeが強調されながらほとんどのComboでは

色が明るくなります。

 

黒が出るのはSuper Asphalt

Freeway aka Asphalt Yellowbelly

等が挙げられますね。

 

 

↑Super Asphalt

 

 

↑Freeway aka Asphalt Yellowbelly

 

Bongo Yellowbelly

Bongo Gravel

Bongo Spector

劇的な変化は見られず茶色ベースの体色に

どぎつい黄色が強調された表現になります。

なので完全に2つのMorphがそのまま

合わさった見た目になります。

 

様々な検証が進んでいき

Bongoの認知が広まって、

今ではDark系との相性が注目されています。

 

私もBongoとDark系MorphのComboが

大好きなのでいくつかPick Upしていきたいと思います。

 

 

↑Cinnamon Bongo

 

CinnamonBongoだけで

ここまで変化を与えられ、

Sideの柄が存分に乱れていて

最高にカッコいいです✊

柄の細かさがPointだと思います。

この画像の子はFireが入ってそうな表現ですね。

 

 

↑Phantom Bongo poss Yellowbelly

 

PhantomがComboになると

Sideの柄が縮小されますが

BongoとのComboでも効果を発揮し

横に繋がりながら乱れているのが最高に好きです。

そしてPhantomはBEL Complexの中で

一番黒が強い為

BongoとComboになる事で

より綺麗な黒い発色が出ています✊

そして、BongoはBEL ComplexとComboに

なるとStripeが強調されることが多いです。

 

 

↑Bongo Mahogany Mojave

 

黒の強さ、柄の乱れ方共に最高です✊

OnxyGargoyleの様な乱れ方をしつつ

BongoMojaveがComboになっているので

やはりStripeが強調されています。

 

 

↑Bongo Clown

 

最後にBongo Clown

Bongoがここまで人気になったのは

このComboのおかげかもしれません。

ClownとのComboでSideの模様にここまで

目がいくのは珍しいと思います。

Spotnose Clownとかも

Sideの模様が特徴的ですが

この様な縮こまった表現にはなりません。

Strioeの中に黄色のStripeが出るのも

特徴の1つだと考えています。

 

BongoはやはりComboになった時に

本領発揮するイメージがありますが

Singleでも充分に魅力があると思います。

 

Singleの特徴としては

Sideの柄の大きさ、細かさ

かなと思います。

個体差が激しいMorphだと思うので

人それぞれ好みのBongoは違うと思いますし

もし探している方がいれば

妥協せず理想のBongoに出会うのまで

探し続けた方が良いと思います✊

 

Ballpythonは決して安くは無いですし

平均寿命も約20年と長いので

お気に入りの子を見つけることが

楽しく飼育できるポイントだと思います。

 

今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 

δ7Ballpython

 

画像引用 WOB