Spotnose 共優性モルフ (Codominant Morph)
Spotnose
その名の通り、鼻先の部分の両脇にあるSpotが特徴的で
名付けられたMorph。
それと同じくらい特徴的なのは
何といっても頭の模様です。
明らかにNormalのBallpythonとは頭の柄が違い、
分かりやすい個体は上記の写真の子の様に
漢字の「六」の様な模様がしばしば出てきます。
それでは次にSpotnoseの歴史についてまとめていきます。
Spotnoseは2001年にAfricaからAmericaの
VPI/Tracy and David Barker に1匹の♂が輸入され
その1,2年後にFHのSpotnoseの♀から最初の
子供が誕生します。
その後VPI/Tracy and David Barker は
2006年にスーパー体である
Powerball aka Super Spotnose
を誕生させる事となります。
↑Powerball aka Super Spotnose
Spotnoseよりも色が明るく柄がより乱れているのが
画像からも分かると思います。
Powerball aka Super Spotnoseには
遺伝的な問題があるとされており
しばらくの間は致死遺伝であるとされていました。
2022年2月現在ではPowerballは
昔程生まれてこないわけではありません。
2006年頃ではまだSpotnoseの数もあまり出回っていなかった事から
血が濃すぎたのが原因で生まれてすぐ、
落ちてしまう個体が多かったのではないかと思っています。
SpotnoseがMorphとして確立されてから
5年ぐらいはあまり人気が無かったそうですが
今では大人気Morphの1つとなっています。
その先駆けとなったのは
やはりBatmanの影響がかなりあると思います。
↑Batman aka Spotnose Leopard Clown
by J.Kobylka Reptiles (2014)
最初見たときは本当にBallpythonか??と疑うほどの衝撃でした。
可愛い顔が特徴的なBallpythonとはかけ離れた顔つきのBatman.
現在でも自分の個体からBatmanを出そうと
Breedingを頑張っている人がいっぱいいる事からも
人気なことが伺えます✊
Justinは相変わらずえげつないComboを出してきますが
一番すごいのはその掛け合わせのセンスだと思います。
まさにBallpython Designerとは完全にこのことですね✊
SpotnoseのComboはやはりBatman系が人気ですが
自分のおすすめはCalicoと合わせるのが好きです。
↑Spotnose Calico
一見あまり相性が良くなそうに感じるかもしれませんが
めちゃくちゃ綺麗なので是非自分で出せる方は
試してみると面白い結果になるはずです。
↑Pastel Butter Spotnose
頭に特徴が出るPastelとSpotnoseがComboになり、
頭の色抜けが激しくなっています。
一見するとDGの様なホワイトアウトを感じますが
ButterとSpotnoseがComboになると
この様なクリーム色になる事があります。
SpotnoseがComboになった時の特徴として
色を明るくする作用があります。
意外と知られていないので
まだまだ面白いComboが出せると思います。
↑GHI Mojave SN YB
Simpleに見た目の表現が最高にカッコいい個体です。
GHI Mojaveは親の特徴によって子供のPatternが大きく変わりますが
この個体はFull Stripeが走り
Sideに丸いSpotが出てきています。
色も黒く個人的に大好きな表現の個体です。
Spotnoseの見分けが難しいですが
Sideの丸いSpotがくっきり出ているところが
判断基準なのかと推測しています。
Yellowbellyも入っているので全体的に色が濃く出ていますね。
↑Spotnose Leopard Axanthic
BatmanのClownがAxanthicになったバージョンです。
乱れたPatternにAxanthicの銀色が渋さを際立てています。
個人的に更にDark Morphを加えて
黒い部分の面積を増やしたくなります。
Leopard.Spotnose.Confusionなど
激しくPatternを乱すMorphが大好きなので
理想の個体を自分で作出していきたいと考えています。
今回はこの辺で終わろうと思います。
ではでは👋
δ7Ballpython
画像引用 WOB