Confusion/Acid 優性モルフ (Dominant Morph)
Confusion/Acid
2022年1月現在、
1番人気かつ有名な優性Morphであろう
Confusion/Acid
今回はこのMorphについてまとめていこうと思います。
Confusion/Acidには2つ名前があるが
これはLine違いである為、
同じMorphとされているが
名前を分けて扱っているのが現状である。
なぜ名前が2つになったのかを次にまとめていこうと思う。
まず最初にConfusin/Acidが発見されたのは2008年、
ドイツのBreederであるStefan Wieser が
Africaから輸入されたBallpythonの中で
興味深いPatternをした個体を見つけ自分で育てていきました。
白いマーキングがない不規則なヒョウ柄のあるPatternによって
他の個体よりも際立って目立っていたらしいです。
自分が思うConfusion/Acidの特徴的なPatternは
Leopardの様な大きな乱れたヒョウ柄に加えて
更に小さく複雑に乱れるのが良く見受けられます。
そして2011年にStefan Wieser が繁殖に用いて
7つの卵を孵化させ、
そのうち3つがConfusion/Acidの遺伝を受け継ぎました。
そこでStefan Wieser のPartnerである
オーストリアのBreeder、Willy Obermayer と共に
このMorphにConfusionと名前を付けました。
これがConfusionの誕生です。
では次にAcidについて。
ConfusionはEuropeで確立されましたが
AcidはAmericaで確立されることとなります。
2013年にすでにAdultサイズに成長していた個体を
Josh Jensen がAfricaから輸入し
繁殖に用いてそこでAcidと名付けました。
時系列を追ってみると
Stefan Wieser が輸入した個体と
Josh Jensen が輸入した個体は
Sibling(兄弟)である可能性が高い
やはりConfusionとAcidは同じMorphである可能性が高いと言えます。
この様にしてConfusion/Acidは確立され
今も尚大人気のMorphとなっています。
未だにDominant Morphでここまで値段が高いのも
人気の高さが伺えます。
まだまだこれからのBallpythonを
引っ張て行く存在のConfusion/Acid.
Patternを乱しつつ色も少し黒くさせ、
顔つきも悪くなる事が多い様に感じます。
また何といってもお腹に模様が細かく散るように
出るのが最高にカッコいいです。
Confusion/Acid YBが最高にかっこよかったです。
↑Confusion
↑Confusion Yellowbelly
GHI.Blackpastel.Cinnamon.Leopard.Spotnoseあたりと
Comboになるとより乱れたBallpythonになります。
↑Cinnamon Confusion
顔つきが完全にCinnamonとConfusionを
足して2で割った顔つきをしています✊
黒さも更に強調されオレンジとのContrastが効いています。
Patternも複雑に乱されており
Dark系、Pattern系が好きな方には
間違いなく刺さるComboだと思います。
↑Bamboo Confusion
表現の強いBambooをここまでしっかり乱しながら
色にも変化を加えさすConfusionはやはり最高のMorphです。
SingleのBambooはシルバー感が強い色合いをしていますが
Confusionが入る事により黒が強い灰色の様な色になっています。
このComboをGhost化してみた時の色合いが気になるのと
Adultになった時の迫力とかっこよさを想像するだけで楽しめます✊
↑Confusion Lavender Albino
劣性モルフのLavender AlbinoとのComboです。
かなりメリハリがついた印象を受けますが
やはりConfusionが黒い事により
LavenderとComboになった際に
白が深く出ているのが分かると思います。
写真でここまで綺麗にContrastが効いている事が分かる為
実物は更に眩しい表現をしていると推測できます。
↑Pastel SN YB Confusion
Patternがかなり乱れていますね✊
細くなりすぎずしっかりと
大きいスポット、小さいスポットが混在する事により
激しく乱れている様に見え、
立体感が出ている様にも思えます。
Ballpythonは基本的に尻尾の先や首元は
リデュース気味になりやすいですが
この個体は頭から尻尾の先まで完全に乱れています。
正に最高にPatternが乱れた個体と言えるでしょう。
↑SN YB Confusion Clown
Clownが世界的に大人気なのがこの個体を見ただけでも分かります。
Comboになった時に相手のMorphの良いところを
引き出すというよりパワーアップさせて融合しているような気がします。
この写真では全体を見る事が出来ませんが
映っている部分だけでも
エグイ表現をしている事が分かります。
やはりYBが入っている事によって
Confusionだけでもかなりお腹の模様は乱れますが
更に複雑に乱れお腹の中心までも
模様が入りにだれているのが分かります。
こんな感じでConfusion Comboを一部紹介してみました。
個人的にはConfusion/Acid Freewayなんかはいつか
自分で出してみたいと思います。
今回はこの辺で終わろうと思います。
また、次の記事で会いましょう。
δ7Ballpython
画像引用
WOB
KINOVA