Het Red Axanthic 共優性モルフ (Codominant Morph)
Het Red Axanthic (HRA)
なんてややこしい名前なんでしょう、、、
共優性モルフなのにHet??
最初聞いた時はそう思うのが普通の感覚です。
なんでこの様な名前が付いたのか、
掘り下げていきたいと思います。
最初に見つかった時にHet Red Axanthic (HRA)が
見つかったのではなく
Red Axanthic(Het Red Axanthicのスーパー体)
が見つかり、
名前の通り黄色の発色がほとんど見られなかった為
Red Axanthicとして名前を付けられました。
↑Red Axanthic
その後、Red Axanthicを用いて繁殖をしたところ
子供全てにCinnamonやBlackPastelの様な表現が乗っかり、
(これが後のHet Red Axanthic)スーパー体である事が分かりました。
先に見つけたスーパー体にRed Axanthicと名前を付けてしまった為、
Red AxanthicのSingleにHetを付けて
Het Red Axanthic (HRA)となり、
ややこしくなってしまった訳です。
Het Red Axanthic (HRA)自体は
CinnamonやBlackPastelの様な見た目をしていて
正直見分けるのは少し難しいと思います。
また、GreenPastelと密接な関係があり
Line違いと言われています。
現にHet Red Axanthic (HRA)×CinnamonでGargoyle
GreenPastel×CinnamonでもGargoyleとされています。
Het Red Axanthic (HRA)のComboの
別名は以下の通りになります。
Gargoyle aka Het Red Axanthic (HRA) Cinnamon
Onxy aka Het Red Axanthic (HRA) BlackPastel
↑Gargoyle aka Het Red Axanthic Cinnamon
黒がしっかり出つつ柄がかなり乱れているのが分かると思います。
背中方向の乱れというよりはSideの模様が
横に乱れながら繋がる事がほとんどです。
Full Stripeに近い個体がほとんどで
顔つきもシュッとした形になりやすいComboです。
↑Onxy aka Het Red Axanthic Blackpastel
BlackpastelとのCombo Versionになります。
親のBlackpastelにもよりますが
Onxyの方が乱れが強い傾向にあると個人的に思っています。
その理由としてCinnamonよりもBlackpastelの方が
Sideの柄の乱れが多い傾向にある為
Comboになった時も受け継ぎ
乱れが大きくなるためだと考えています。
このCombo達をGhost化するのが大好きです。
↑GHI Het Red Axanthic het Ghost
GHIとHet Red AxanthicがComboになると
シルバー感が強くなりメタリックな色合いになる事が多いです。
Patternも横に乱れるよりもどちらかというと
リデュース傾向が強くなることの方が多い様に感じます。
それぞれの柄が独立していて
存在感のあるPatternが大好きです✊
↑Super Pastel GHI Red Axanthic OG het Puzzle
画像の背景を見ると分かる方も多いと思いますが
Het Red Axanthicが大好きなCorey Woods の個体です。
色合いがまずモノトーンで神秘的な表現をしていて
且つPatternが幾何学模様をしています。
多重Comboでここまでしっかりと柄が出て
Pattern Lessではないのは面白いですね。
基本的に数多くのMorphを詰め込むと
Pattern Lessといって模様が消失し無くなる事が多いです。
↑Onxy Chocolate
OnxyにChocolateが入った個体になります。
+Chocolateでここまで黒くなり
柄が細かくなるのが個人的に意外で
しっかりと黒が強くなりつつ柄が残るので
印象に残った個体です。
個人的には黒を強めながらしっかりと
乱れた柄を残した個体をBreedしていきたいので
この個体は参考になるComboです。
シルバー感が強まるのも面白いポイントですね✊
↑Pastel Red Axanthic Puzzle poss het OG
Het Red AxanthicとPuzzleの珍しいComboです。
背中方向の乱れはほぼなく横方向への乱れが
凄まじい事になっていますね。
また、体前半と後半で乱れ方が違うのが
面白いポイントで全く別のComboにも見えます。
頭の模様は消失し首元から一気に柄が現れ
いわゆるPuzzle BackのPatternがしっかりと
認識できる個体だと感じました。
まだまだBallpythonは奥が深く魅力が詰まっていると
再認識しました。
これからどんどんBallpython業界が発展し
一般的にPet Snakeを飼う人が増えて欲しいと思います。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
δ7Ballpython
画像引用 WOB