国も世代も違うので

その大変さが本当の意味では

理解できなかったかもしれない。



一流大学に入らないと

こんなにも就職間口が狭くなってしまうのか。

そしてバイトだと中心地だと

半地下で暮らすことになってしまうのか。


国の違いや世代の違いは

人生に大きな影響を及ぼすな、

と、あまりにも当たり前の感想。


長男が今年大学4年。

春に就職活動をひと月半して

あっさりホワイト企業に内定が決まった。

長男が優秀とかって話ではない。

彼の友達も、

ママ友たちの子供たちも

見渡す限り

サクサク就活を済ませている。


私はバブルが弾けた後だったので

100社くらい履歴書を送った。

で6社面接、うち2社最終。

そして受かった会社がブラックで

入社1週間前に辞退した。


だから

分かると言ったら殴られそうだけど

キムジヘの憤りとか無力感とか、

私も経験した。


間違ってると思ったら

「間違ってる」って言ってみる。

なかなかできることじゃない。

でもキムジヘはそうやって

自分の周りだけなんだけど世の中を変えた。

凄いなって思う。


私は何を怖がって

「間違ってる」って言わなかったんだろう。


最後まで疑問だったのは

キムジヘが「好きみたいです」って

言った時、何故ギュオクは

「僕も」って言わなかったんだろう。

キムジヘのことが好きなくせに。

「間違ってる」は言うくせに。