初・円周魚眼 | Nature | Photography | Music | Art

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一昔前は魚眼などは「飛び道具」扱いだったのが、最近ThetaやらInsta360などのハードウェアやらVRやらARやらが流行ってきているお陰で随分脚光を浴びて選択肢が増えてきた。

激しい歪みや周辺の画質を別にすれば、そこから見える世界の半分を高解像度の画像一枚に収められるわけで、それをどう料理するかは使用用途とこちらの腕次第。

ということで、巷でなにげに評判のよい中華製円周魚眼Meike 6.5mm Ultra Wide f2.0 Fisheye for M4/3を買ってみた。
視野角190°でM4/3だと若干ケラれが発生するが、円周魚眼初体験となる。



価格は破格の\1万後半台なので、ハズれても致命的なほどは痛くない…が密林経由で買ってChina Postで着いた品物は詰め物もなしで送られていて、振ってみると箱の中で動きまくり。

精密機械なのにこれはないだろう…と。せめてプチプチを詰めるとかしてほしい。

そこそこ明るいレンズなので星景も行けるはず。月の明るい時期なのできちんと評価はできないがGH5に取り付けてチャリで近所の荒川土手へ。
あまり撮りたいとは思わない東京の景色だが、とりあえずテストということで。




月に変なゴーストが出ているのが気になる。


その他、光芒の横に必ずゴーストが出る。




スカイツリー等倍。まあまあよさげ。


真上に向けてみる。




山の頂上以外なら空のほぼすべてをカバーできそう。




一品だけで判断できないが、(今後ネームバリューが上がれば某○amyangみたいに値が上がってくるのかも知れないが)現状はかなりお買い得メーカーかもしれません。

おまけで…

さすがにまだLens Profileは出ていなさそうなので、OpenCVを使ってチェスボードを使ったレンズ補正を簡易的にやってみた。
こんな感じで、直線にしようと思うと以前に書いた対角魚眼より更に激しい変形が起きる。




更におまけ。本題とは関係ないが十三夜だったのでテスト撮影後GH5にマウントアダプタをつけてTamron 150-600mmのテレ端で月面を。




トリミングなし。
M4/3なのでフルサイズ1200mm相当ということになる。
同じ方向を見ていながら視野角190°と2°という両極端の世界。面白い。