発端は、今年前半に裏磐梯撮影の帰りに気まぐれで半日ほど立ち寄ったこの地、ほとんど観光化されていない居心地のよさと奥深い自然で一気にお気に入りの場所となり、再訪の機会を伺っていました。

今回は少々時間を取ってブナが生い茂る山の中に立ち入ってみました。
よく言われることだが、ブナは森の植生が遷移していく過程の最終形。
日本の森の多くは杉なのだが、それはあくまでも商業的に利用しやすいために人間が植生したに過ぎず、商業価値のあまりないブナの森は姿を消していった経緯があるらしい。
そんな中、奥只見には白神山地に負けず劣らずブナの美しい森が残されています。

杉とはまったく違って、淡い緑の柔らかい光が注ぐブナの森特有の色。なかなか表現するのが難しいのですが。



こちらの巨大ブナは名前まで付けられてガイドツアーの目玉だったのが、先日の台風で昇天されたらしいです。合掌…

福島の開拓はまだまだやめられません。
