


一部のクライマーの人々以外にはほぼ無名の地。
おそらく今後も無名であり続ける場所でしょう。
松木渓谷…足尾銅山の煙害のため渓谷一帯の植生が失われ、荒々しい地形と相俟ってとても日本とは思えない荒涼としたエキゾティックな風景が広がる場所です。
要は人災によって作られた風景なわけですが。

奥日光トレッキングの帰りに往復2時間ほど安全な範囲を歩いただけなんですが、十分その特異な風景は味わえました。
植生がないということは落石し放題ということ。 地形がより急峻になって撮影向きなこれより奥は崩落箇所だらけ、落石の音も頻繁に聞こえている状況。

いや、この地形を前景に星を撮れたら…とか甘く考えて下見に来たのですが、いやはや…