晩秋の庄内地方へ・巨木の森編 | Nature | Photography | Music | Art

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実は最近まで知らなかったのですが、最上川流域は全国有数の巨木が目白押しな地域らしく、最近では巨木ツアーなんかも行われているそうで。

連休、どうせ悪天なら曇天や雨天の方が絵になる場所ということで、戸沢村にある山中に撮影に行ってきました。
地元の観光協会は「幻想の森」という名称をつけて観光スポットにしているすこぶるフォトジェニックな森です。

しかしながらここ、アプローチするには凸凹が多い上に離合困難な狭いダート林道を4kmほど走らなければならないので普通車にはなかなかハードなのです。

雨に濡れた朝もやの絵を撮りたかったので、間に合うように夜明け前の暗黒の林道に突入、谷底に転落しないよう、腹をこすらないように慎重に運転すること20分ほど。
到着と同時に夜が白んできます。



この場所、一周歩いて5~10分程度の狭い範囲だけになぜか異型な杉の巨木が林立しているのです。 周辺の杉はまっすぐなのに…不思議だ。。

撮影を終えて明るくなってから撮った入り口の看板。杉にオモテとウラがあるのは初めて知った。生物学的にもかなり異なるものらしい。



前夜の雨と前線のおかげで朝もやの状態は万全。朝日が射してくれると完璧なのだがそこまでは望むまい。

早朝の薄暗さと靄と異型杉のコラボでなかなか凄味のある絵が撮影できました。

苔は少ないものの屋久島の森を髣髴とさせるものがあります。