行き先をいろいろ吟味の結果、今年のGWは並びがあまりよろしくないので、一泊程度で帰ってこられてフォトジェニックな場所ということで、以前から積雪期に行って見たかった後立山・遠見尾根を攻めることにしました。
遠見尾根をそのまま詰めると五竜岳へ至る訳ですが、この時期に五竜に登頂するスキルも勇気もないし、後立山連峰を撮影するのが目的なので、尾根途中の展望所にテントで陣取って撮影しまくろうという計画です。
登頂しない代わりに、今回は試しに撮影関係だけでもフルサイズ機2台+電動ドリー+レンズ4本+三脚+諸々の備品というかなりの重機材を背負って登ってみました。
4月も後半ということでだいぶ雪が腐ってきており、踏み抜きを連発しながらの登りは、落ちればタダではすまない細尾根が延々続くため、荷物が重いこともあってかなり緊張の連続です。
本当は最も奥にある西遠見あたりまで行こうと思っていたのですが、荷物も重くて踏み抜き多発で気が滅入っていた矢先、ちょうど展望抜群の中遠見山の所に誰かの幕営跡があり、これをありがたく利用させてもらうことにしました。
夜中に星を求めて移動するのは危険すぎるため、移動せずにすむ展望のよい所に幕営するのが懸命です。
モンベルのカタログ風に。後立山連峰が一望でき、気温も厳冬期と比べると暖かく(まあ氷点下にはなりますが)、夜に外で星を見ながら酒盛りも可能です。

全貌はこんな感じ。五竜と鹿島槍という格好よすぎる山が隣同士。至福です。

五竜に沈む陽。

慣れないながら五竜と星を明合成してみました。

残念ながら天の川は山と反対側の方向。理想通りにはいきません。

夜明け前のもっとも接近した頃、FishEyeで無理やり山と天の川を一緒にフレーミングしてみました。

朝方、月と金星が同時に上がってきます。至福ですが、この頃はすでにかなり気力と体力が燃え尽きています。

カメラが二つあれば確かに星撮りの効率が格段に上がります…が、やはりかなり脚に堪えます。 一個はミラーレスの軽いやつを新調するとかでなければ、もっと本格的な登山では現実的でないのかもしれません。
軟骨の温存のためにも、機材の軽量化が今後の課題です。