去年からKickstarterで見つけてBackerとして出資していた軽量ドリーがそろそろ入手できそうです。分解すれば山にでも持って上がれそうな重量とサイズなので映像表現が広がるかと楽しみにしています。
しかしながらTimelapseを撮影するとなるとこれだけでは機能不足で、カメラを非常に低速度で移動させる駆動系のメカニズムが必要になってきます。
こういうものは特殊ニーズのため、巷で購入しても高価で重量も重く、融通も利かなそうなので、とりあえず自作することにしました。
さしあたってはあまりコストをかけずに、Arduino+タミヤ+マブチモーターの組み合わせで試作をして見ました。
材料は以下の通りです。
・Seeeduino Mega

最近自作マニアの間で流行っているArduinoという小型マイコンの派生系。たまたま家にあったので流用。モータの制御やユーザインターフェースを行う。
・タミヤ ウォームギヤーボックスHE+マブチモーター

タミヤのギヤボックスの中で最もギヤ比の大きい(つまり低速で廻る)ものを選んでみた。
・タミヤ ラダーチェーン&スプロケット

ギヤボックスにこれを絡めてカメラ台を引っ張ってみようという算段
・東芝 TA7291P

モータードライバIC。モーターは大電流を消費するのでArduinoから直接ドライブできず、こういうICを介して制御する。下のプロトシールド上に実装。
・Arduinoプロトシールド

ここに自分の回路を実装する。Arduino(Seeeduino)の上に組み合わせて使用。
回路はこのサイトを参考にした。
上述のモータードライバ、速度調整のための可変抵抗、回転方向切り替えのためのスイッチ、動作確認用のLEDなどを載せて見た。
・バッテリボックス

もちろん屋外で使うものなので。
とりあえず組み立てて動作させた動画がこれです。
まずは水平方向であれば十分動作させられるのではないかという感じです。ただし垂直方向だとラダーチェーンの強度がもたなそう。
というわけで、あとはドリーが到着するのを待つばかりです。
今回はまず取っ掛かりなので、上手く動けば今後いろいろ機能を追加していく予定です。