マリ共和国を憂う | Nature | Photography | Music | Art

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永らく政情不安が続き、ついに数日前からフランス軍の軍事介入を受けて緊張状態が高まっている西アフリカ・マリ共和国。

サハラ砂漠の南端に位置するこの国、日本ではあまり馴染みがないかと思いますが、私としてはとても思い入れのある国のひとつです。

マリに限らず、アフリカでは国境と部族の境界線が一致していないことや諸々の権力闘争などから起こる紛争が随所で起きており、素晴らしい自然や文化があっても旅行も侭ならない場所が多々あります。それはもちろんアフリカだけに限ったことではありませんが。

この国を訪れたのはまだ政情が安定していた10年近く前です。
今後の情勢を心配しつつ、当時のことなどを。当時は本格的なカメラはやっておらず、すべて携帯カメラでの撮影なので、クオリティは低いです。

当時アフリカ音楽の奥深さにのめりこんでいて、その中でもとりわけレベルの高い西アフリカの音楽をどうしても生で聴いてみたい。当時丁度会社を退職したタイミングもあり、思い切って旅行をしてきたわけです。

サファリなどで観光客を集められる東アフリカ諸国と違って、砂漠しかなく観光資源の乏しい西アフリカは情報源も少なく、旅行はなにかと大変でした。また、西アフリカはフランス語圏なので、英語はほとんど通じず、慣れないフランス語のカタコトでの意思疎通でした。

ホテルなどは数少ない上に割高なので、宿泊は基本的には安全な場所やキャンプ場などでテント泊となります。

Todos os Tons

マリではライブハウスやグリオ(音楽家系)の練習場なんかにも出入りしていて、それは刺激的な旅でした。

Todos os Tons

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ついでに有名なドゴンの集落なども訪れてきました。

Todos os Tons

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その他、こんなエキゾティックな被写体がそこかしこにあります。

Todos os Tons

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政情が改善したらカメラを持って是非再訪したい国です。
マリを含め、アフリカの紛争を抱える国々が早く「普通に観光で行ける国」に戻ってくれることを無力ながら祈ります。