とつぜん放り込まれたやみに
何も見えず立ちつくしたとき


行きつく先のわからないまま
わずかな標をたどっていくと


ちいさく灯る明かりのように
知らなかった場所をしめされ


みこころを望む祈りのうちに
思わなかった方法でひらかれ


求めたものと異なるかたちの
けれども揺るぎないかたちの


恵みとしか言いあらわせない
おおきな安心をあたえられた



ーーー

“ヨハネは…何事でも
神の御心にかなって祈るならば、
祈った瞬間に、
私たちが願ったことは、
すでにかなえられている
ということを確認しました。

祈りの答えは、
天から送られるもので、
上から私たちの所にやって来ます。

それがいつやって来るかについては
祈っている瞬間にはわかりません。

しかし神のみ霊と共に歩む者は
神をよく知るようになり、
神のみ手にすべてを
ゆだねることをも学びます。

そして折りの答えが
すぐ与えられようと与えられまいと、
神の平安の内に生活するのです。”


O. ハレスビー『祈りの世界』