そのひとはどのようなときを
つみかさねてここにいるのか

どれほどのこころのうごきを
うちにひめていきているのか


それをそのようにみせている
かこにうまれたことばたちを

そうおもわざるをえなくする
いしきのおくのきおくたちを


そとにあらわれたものだけで
たやすくさばいてはならない

わたしたちはただそのあいで
いつくしむことしかできない



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“また、小さい者であるとは、
実行した徳を自分に帰さないこと、

自分に何かできるような気に
なるのではなく、
かえって、この宝は、神様が
必要に応じて使えるように
小さい子供の手の中に
置いてくださったものである、
と認めることです。

実際、徳の行ない、
それはいつも神さまの宝なのです……”


リジューの聖テレーズ