じゅうぶんな休息を祈り

いつの日かの回復を祈り


その暮らしはゆっくりと

わたしに馴染んでいった



もしかしたらこの時間は

ひとときの休みではなく


必ずしも治らなくていい

貴い月日なのだとしたら



それは諦めとはことなる

満たされたしずかなもの


いまここだけをみつめて

ただそこに光をみとめて



たとえ自由にほどとおく

思いのままではなくても


この難病とともにあって

いのちをともす暮らしを