からだを脱いで
たましいの光で
地につもる雪を
まばゆく照らし


ひととき受ける
病のくるしみは
天に生れかわる
ための通りみち


あなたにつづき
わたしの時まで
徐に明かされる
ひとのたどる旅


地の暗がりにも
仄かにただよう
ひとすじの光を
のこせるように