いっしょに訪れたいと

願ったとくべつな場所に

もしいつの日かひとり

足をふみいれる時は

その面影を見るだろう


隣りにいたらと心から

思ったとくべつな場所は

訪れるたびいつまでも

なつかしい風のなか

その面影を映すだろう


いくつ年をへだてても

それらは一瞬のあいだに

わたしを連れさるから

風景は時を止めるか

留めるのかもしれない