終わりのみえない入院

痛みにねむれない夜

明け方へやを出て

病棟のはしまで

歩いていって

大きな窓に

手をふれ

外では

日が

昇って

雲をそめ

澄んだ空を

鳥たちが飛び

見るまに空気が

光にみちていって

美しさはどこにでも

始まることを知った朝