現在はいつの時も
わたしに新しい
問いを投げかける

求められることは
その時わたしが
なにを為せるのか


わたしの未来には
肺移植が待って
いるかもしれない

肺移植はわたしの
病の最終段階に
置かれた延命治療


それがどうなるか
現在のわたしが
恐れることはない

未来は未来に委ね
わたしは新しい
問いへと向かおう



ーーー

“どのような未来もこわくはありません。
未来がないように思われても、
こわくはありません。

もう、現在がすべてであり、
その現在は、人生が私たちに出す
いつまでも新しい問いを含んでいるからです。

すべてはもう、
そのつど私たちにどんなことが
期待されているかにかかっているのです。

その際、
どんな未来が私たちを待ちうけているかは、
知るよしもありませんし、
また知る必要もないのです。

…どのように重大な時間が、
唯一の行動をするどのような一回きりの機会が、
まだ自分を待ち受けているか、
だれにもわからないのです。”


ヴィクトール・フランクル
『それでも人生にイエスと言う』より