現在はいつの時も
わたしに新しい
問いを投げかける
求められることは
その時わたしが
なにを為せるのか
*
わたしの未来には
肺移植が待って
いるかもしれない
肺移植はわたしの
病の最終段階に
置かれた延命治療
*
それがどうなるか
現在のわたしが
恐れることはない
未来は未来に委ね
わたしは新しい
問いへと向かおう
ーーー
“どのような未来もこわくはありません。
未来がないように思われても、
こわくはありません。
もう、現在がすべてであり、
その現在は、人生が私たちに出す
いつまでも新しい問いを含んでいるからです。
すべてはもう、
そのつど私たちにどんなことが
期待されているかにかかっているのです。
その際、
どんな未来が私たちを待ちうけているかは、
知るよしもありませんし、
また知る必要もないのです。
…どのように重大な時間が、
唯一の行動をするどのような一回きりの機会が、
まだ自分を待ち受けているか、
だれにもわからないのです。”
ヴィクトール・フランクル
『それでも人生にイエスと言う』より