土日を利用して、四国4県を巡ってきました。
題して「四国Jルートの旅」。
空路松山に入り、そこから高松へ移動し一泊、翌日は高知に向かい、高知から空路羽田へ戻るルートです。
今回の目玉の一つがボーイング787初搭乗です。
昨年世界に先駆けてANAが就航させたB787ですが、就航1年が経ちだいぶデリバリーが進んで、あちこちの路線に就航するようになりました。
今回は羽田-松山便を選びました。
増えたと言っても一部を除いてまだ「どこでも乗れる」と言うほど豊富ではなく、今回もB787の便を狙いました。
展望デッキから787を狙おうと思ったのですが、生憎警備のためデッキは閉鎖。
犯人は今やレームダックのドジョウです。
彼を狙ってももはや意味ないだろうと思うのですが、一国の首相ですから、まぁ、そうはいきませんね。
選んだのは羽田9:35発のANA585便。
時間も良く人気の高い便で、予約した時期は早かったのですが既に予約時には残席が少なかったです。
当然ながら満席になっています。
そんな事情ですから、保安検査場は長蛇の列。
出発まで40分ありますから余裕...
と思ってたのですが列がなかなか進まず、結局は優先レーンのお世話になることに(汗)
保安検査で充電用に持っていたエネループが問題で引っかかってしまい、再検査。
当然変なものなんて持っていませんから、2度目でOKと相成りました。
地味ながら、今回初使用になったのがiPod TouchのPassbookです。
ANAはiOS6登場直後の10月初めからいち早くサービスに対応。早速今回使ってみました。
保安検査の最中にステイタスが「遅延」に変わりました。
使用機到着遅れで10分遅れるようです。
このあたりのリアルタイム性がいいですね。
585便となるB787型機JA811Aは既に64番スポットに駐機していました。
いよいよ搭乗です。
松山まで1時間35分のフライト。
松山に行くのは今回が二度目。
前回は、大学時代のゼミ生仲間が松山にお嫁入りと言うことでご招待を受けての旅行でしたが、今回は全くのフリーな旅です。
ドア脇で、機体にちょっと触れてみましたが、炭素繊維素材の質感というのはよく分からず...。
そして席に着きます。
規制緩和でドアクローズまではデジカメが使えるようになっています。
ということでシートバックを。
かなり薄いんですよ。ここまで薄くしたかと関心です。
そしてお約束。
787に乗った人はみんなこれやってますね。
787は在来機と異なって窓のシェードが装備されていません。
その代わりに窓下にあるこのボタンを押すと
このように、窓自体が青く変化して日よけの役割をします。
窓自体も大きくなっています。
軽くて強い炭素繊維素材の賜物で、窓が縦方向に大きくなりました。
新幹線が代を追うごとに窓がだんだん小さくなってきているのに対して、こちらはいい進化です。
広くなった羽田。地上をかなり走って16R滑走路から離陸します。
吹き上がるエンジンの音も静か。パワーを入れると777同様、ヒュイーンという音がして強い加速に入ります。
機内は3-3-3列の配置。
国際線仕様は2-4-2配列とのことで、こちらはハズレですが、こちらが国内線のスタンダードになっていくようです。
B777が3-3-3の配列を3-4-3にして狭くなったのにいたくガッカリでしたが、787でも改善はありませんでした。
しかも。
こんな感じで足元が狭いときてます。
とはいえ、機材の出来は至って秀逸です。
エンジンの近くだけど、在来機に比べてだいぶ静かに感じます。
ANAが選択したのはロールスロイスのエンジン。
トライスター以来のRRエンジンですね。もっともYS-11もRRのエンジンでしたね。
ピンと後ろに反った主翼先端のウイングチップもいい感じ。
何より、窓の日よけシステムのお陰で逆光でも写真が撮れるようになったのは有り難いこと。
耳のツンとする感じも、他機種に比べてだいぶ楽です。
B767なんか耳が痛くなる時すらありますから。
残念ながら、一面雲海の上のフライトになってしまいました。
7年前の松山のフライトでは、瀬戸内の島々を窓から臨むことが出来、瀬戸の花嫁を思わせる光景にと\強く感動したのですが、今回は最終進入まで地上を臨むことは出来ませんでした。
松山は土砂降りの雨のまっただ中。
去年の長崎のようにラッキーではありませんでした。
とりあえず、松山駅までリムジンバスで。
だいぶ古いバスで洗濯物の生乾きのような臭いがして嫌だなと思っていたんですが、
臭いの発生源は隣に座っていた若い兄ちゃんでした。
松山駅着。
駅の窓口に行って今回の旅のきっぷを作ってもらいます。
昼食はじゃこ天そばで。
いりこのダシがきいてますね。
さっと食事を済ませたあと、路面電車で道後温泉へ。
一日乗車券400円を買って移動することにします。
そしてやってきました道後温泉本館。
前回来た時は2度入りましたが、今回もいの一番やってきました(笑)
寒いですから、やっぱり最高!
霊の湯2階の広間に入りました。
どの風呂に入るか、どの休憩場所に入るかでお値段が異なります。
言うならば道後温泉本館は明治期のスーパー銭湯のようなものです。
昼間なので風呂も割とすいています。
それほど熱くないですが、浴槽が深く石風呂で保温性が高い所為か、回転は速いです。
城崎温泉で身につけた長風呂の技で長く入ろうと思っていたのですが、20分が限界でした。
入浴後はお茶菓子があります。
ここでしばらく休んでから、皇族専用の又新殿(ゆうしんでん)を見学。
霊の湯に入ると見学させてくれます。
そして、3階にある坊ちゃんの間も見学。
松山を代表する文豪・夏目漱石と俳人・正岡子規ゆかりの資料の置かれています。
こんな感じで1時間ほど滞在しました。
次回は坊ちゃん列車のお話から。