平成24年ふじのくに士民協働事業仕分け参加記[2] | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

14日。いよいよ専門委員としての任務当日です。




9:15に県庁に集合。

控室に到着したのは3番乗りでした。




三々五々専門委員が集まってきます。

15名の専門委員が際揃いしたところで、第1班の伊藤コーディネーターが挨拶し、諸注意のあと、開会式が始まるまでの30分ほど各グループで打ち合わせに入ります。




我が第3班はもっぱら午前中の食品安全関連の事業についての話題が主でした。


実は6月の事業選定の際、食品安全の2事業は真っ先に除外したものでした。

仕分けの性質上、法律により県の任務として定められているような事業では論点を抽出するのも難しいからです。

それらが皮肉にも小生に降りかかってきました。



しかし、福島第一原発の放射性物質漏洩による食品汚染
続発する食品偽装問題から、食の安全に対する社会の関心は高まっています。
したがって、任された以上はベストを尽くさなければなりません。



準備が整い、開会式会場へ。

経営管理部長、構想日本の加藤代表から挨拶がありました。


加藤代表は当日の読売新聞朝刊の「県民の関心薄く」の見出しを酷評。




確かに3回やって感じたのは徐々に派手さがなくなってきているということです。

大型公共事業に関わる事業や、大型の事業はほとんど見られなくなり、
むしろ生活関連の事業や地味な事業が増えている印象です。



しかし、事業仕分けの本旨はそもそも論に立ち返って議論を見つめ直すことであり、
ややもすれば世の中の流れから後れをとりがちな行政の事業を外部の視点で再確認することですから"切り捨てショー"や安直なコストカットばかりをやっているわけにはいかないのです。



マスコミのネタとしては面白味が薄れたのかも知れませんが、
事業仕分け本来の姿に戻ってきたと言えると思います。