静岡市の駿府城公園にある紅葉山庭園で「大御所家康公 ほたるの集い」が3日から5日までの予定で開催されていますので、行ってきました。
20:00前に行くとこの行列。
やめようかなとも思うのですが、一年のうちでもほんの数日のことですから並ばざるを得ません。
およそ20分待って門の前に通されました。
概ね100人くらいをまとめて入場させています。
すぐにほたるを楽しめるかというとそうではなく、ほたるクイズなる前座が待っております。
3問ほど問題が出されましたが、一応全問正解でした。
クイズに勝った者だけが入場を許される...
と言いたいところですが、一斉に入場します。
純和風庭園も光の装飾がなされ、普段とはまったく違った趣です。
菖蒲か菖蒲かカキツバタかそんな感じの花も夜の闇に浮かび上がります。
いつもは厳かな池にもLEDのライトボールが浮かんでいます。
池の向こうの方でいくつかの淡い光がすーっと流れては消えて行きます。
こちらはほたるの餌となるカワニナ。
水の綺麗さもさることながら、このカワニナが、ほたるが存在出来るか否かを左右するといいます。
十数年前に、藁科川の上流へほたる鑑賞に行ったことがありましたが、
案内してくれた地元の農家の方が、ホタルのために農薬も中性洗剤も使わないと話していたのを思い出します。
カワニナは農薬や中性洗剤に弱いそうです。
逆に残飯はそのまま流しているのだとか。カワニナが残飯を食べるそうで、水が綺麗なだけではカワニナもホタルも住み着かないのだそうです。
順路をたどり、暗い空間へ。
築山の脇の流水に沿ってホタルが飛び交います。
周囲の皆様も歓声をあげておられます。
かなりの数が飛んでいて目の前を優雅に舞っていたり。
前出のホタル鑑賞の際には頭の上にホタルがとまったり、掌にとまったりなんてこともありましたが、
ここではそれほどたくさんいるというわけではないようです。
見学後は御茶も楽しめます。
今日は部分月食でしたが残念ながらこの通り。
月食とホタルのコラボレーションというわけにはいきませんでした。