高校教員の山口権治さんが「ハイリスク生徒のスクリーニングと学校不適応防止のための効果的な対応」というテーマでメディエーションについて学びました。
高校の新入生にアンケートを採ったところ「死んでしまいたいと思ったことがある」と答えた生徒が18%いたと言うことで、こうしたハイリスクの生徒に対するコミュニケーションやカウンセリングのノウハウについて話がありました。
大切なことは「孤立しない」と言う点で、生徒を孤立させないための取り組みが紹介されました。
学校のみならず、転職なども人間関係の不調から来ることが多く、いかにコミュニケーションをとることが大切かと言うことが分かりました。
また、実際のメディエーションのロールプレイもやってみました。
設定は同じ学校に通うAとBが他の友達と一緒に遊びに行く約束をした際に、Aが遅刻の多いBに対して本当の集合時間より30分早い時間を教え、待ち合わせ場所に時間どおりに来たBとトラブルになりその仲裁にメディエーターが入ると言う設定でした。
3人ひと組となりA、B、メディエーターの役に別れてロールプレイをしました。
私はメディエーター役になり、初めはどうしたらいいのかよく分かりませんでしたが、
とりあえず言いたいことを言わせて論点を見つけて、それに対する解決策を提示しお互いの譲歩を促せばいいと考えて取り組んでみました。
結局のところ、それで良かったようで、面倒であまりやりたくない調整役もコツをつかめば意外と出来るのではないかという手応えは感じました。
今回は、設定もコミュニケーションの行き違いとして単純化出来るものでしたが、現実の社会でお互いに維持と欲をぶつけ合うような場面ではそう簡単にはいかないかも知れません、それでも「メディエーションの3つのルール」は役に立つのではないかと思います。
非常に有意義な勉強会でした。
Rcafeしずおか
http://www.s-flat.net/adr/index.html