まだまだ先の話だと思っていた事業仕分けもあと3週間先の話になりました。
19日(祝)に、構想日本メンバー、県の行財政改革委員、そして我々仕分け経験者からなる
専門委員が県庁に集まって勉強会が開催されました。
これまでに専門委員が資料を読んだ上で提出した疑問点に対する担当課の回答
県民評価人からあがった疑問点、担当課が考える論点の資料などを基に
どのように議論を進めていくべきかを検討しました。
昨年は仕分け当日までどのような人と一緒に作業するのかわかりませんでしたが
今年は1ヶ月前にはわかるため、去年のようなチームワークに対する不安は幾分和らぎます。
(事業仕分けでも震災ボランティアでもそうだったんですが、志のある人が集まれば即興のチームでもかなりのハイパフォーマンスなものになります。なので仕分けではそうした不安は杞憂かも知れません)
今年と去年で決定的に違うのは、評価をするのが誰かと言うこと。
去年は県民委員(仕分け人)が議論をし、評価もしましたが、
今年は専門委員(仕分け人)は議論のみ、評価は県民評価者の手にゆだねられます。
ですから、評価する人の判断材料になるような議論にすることが不可欠です。
質問の内容もわからないことを聴くと言うより、あえてわかっていることでも筋道を立てて説明してもらうことが重要になります。
ですから、そうしたことを頭に入れてさらに資料を読み込んで本番に望むことになります。
勉強会に参加してみて思いましたが、私に関してはまだまだ数字の読み方が甘いと感じました。
行財政改革委員の方はやはり数字をみて判断することに良く慣れておられます。
それでも、専門委員で議論をしてみて全く勝負にならないレベルではないとは思いました。
充実した勉強会になったと思います。
当日に向けて不安な点はやはり県民評価者がどんな方なのかということです。
県民評価者の疑問点をまとめた資料を見ても、鋭く本質を突いた疑問がある一方で
事業仕分けのルールを熟知していないと思われるようなものもありました。
そんな感じで下準備をしたと言ってもやはり本番出たとこ勝負なところはあります。
県民評価者に納得ずくの判定をしていただいて、今後の県政運営に資するような意見・提言を示すこと
それが理想型ですが、果たしてどこまで近づけるか。
残り3週間にかかっています。