翌15日。体調を見てボランティアに出るかどうか決めようと思っていました。
東松島に行く場合、帰りの時間のことを考えると活動できるのは午前中だけ。
ですので仙台に近い多賀城市で参加しようかとも考えていました。
しかし、去年の二月に引っ越しをした時以来の久々の力仕事で、背中から腰にかけてすっかり筋肉痛になっていました。やってできないこともないですが、4時間かけて家に帰らなければならないことや、翌日から仕事があることを考えればあまり冒険はできません。
また、無理に参加して事故を起こしたりすればボランティアセンターの皆さんにご迷惑をかけることになってしまいます。
そんなこともあり、少し後ろめたいのですが松島観光をすることにしました。
今日もまた仙石線で仙台を出発。
途中、中野栄駅で停車中に地震がありました。やや強めの地震でしたが、すぐに運転再開となり順調に松島へ。
松島と言えば島めぐりと言うことで、遊覧船に乗ることにしました。
料金は1,400円とちょっといいお値段ですが、復興支援の意味もかねて乗船します。
八百八島に守られて松島は津波の被害が少なかったとのことですが、その島々が右に左に次々と姿を現します。
乗船の皆さんはアナウンスがある度に右へ左へ動いて堪能していますが、小生はシートで固まったまま。筋肉痛が相当きていました。
時々見える養殖筏や、島にある建物も津波の影響は少なからず受けているようで、かなり破損していました。
それにしても自然のイタズラのような奇岩の数々で、厳しい自然の中で少しずつ姿を変えつつも日本らしい景色を昔も今も時代を超えてとどめていることにちょっとロマンを感じました。
船内でじっとしているのももったいないのでデッキに出て風に当たってみました。
船内ではカモメのえさを売っていて、乗客が撒くことができます。
ですので怖いくらいにカモメが群がってきます。
五大堂のお出迎えをうけて桟橋に到着。
津波の時にはこの桟橋が6mせり上がったのだそうです。
松島と言えば瑞巌寺。ということで足を運んでみました。
が、改修中でした。
そういえば一昨年の出雲大社もちょうど本殿の改修中でした。よく当たりますね...。
700円のままでも損はさせませんよとばかりに特別展示もあるようですが、まぁ、またの機会と言うことで。
日本の風情をよく理解していただいているのか、台湾の李登輝元総統の句碑があります。
来週あたり、ご機嫌取りのためにブルーシートをかけるような馬鹿なマネをしないか心配です。
しかしそのまま帰ってしまうのはもったいないので円通院へ。
春夏秋冬、季節ごとに装いを変えるのを見てみたいと思いますが、なかなか来られるところではあませんからね。
松島を後に仙台へ。
昨夜食べた牛タンのシチューとテールスープがいたく気に入ったので、お土産に買って帰ります。
それから笹カマも。 帰りも再び「はやぶさ」で。
Twitterでも地元の方にリプライしていただいたりと、すっかり宮城の皆様にはお世話になりました。
ありがとうございました。