嫌われてもやる姿勢 | はい、タケコプター

はい、タケコプター

備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

自公、与謝野経財相の政治姿勢追及で一致


自民、公明両党の幹事長、国会対策委員長らが18日、東京都内で会談し、24日召集の通常国会で、たちあがれ日本を離党して入閣した与謝野経済財政相の政治姿勢を追及する方針を決めた。(読売新聞)
  

[記事全文]


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110117-00000005-jct-soci




 与謝野氏に集中砲火ですね。


 民主党を激しく罵倒してたのにいつの間にか内閣の一員ってそりゃないんじゃないのと思います。



 ただ、個人的には今度の入閣は評価したいと思いますけどね。


 自民党、民主党、その他諸々政党がありますが、ここ10年くらいどうも政党の存在意義が薄れているような気がしてならないんですよね。

 民主党の今の党内対立だとか、その前の麻生、福田、安倍内閣の頃の自民党の状態も、野党からの攻撃もさることながら身内が後から鉄砲を撃っているような光景が多々見られました。

 「自分たちで選んだリーダーなんだから責任もてよ」と思うのですが、リーダーを支えるよりもっぱら世論調査の数字の方に関心が言っているような雰囲気です。逆に、リーダーと全然別のことを考えているならそもそも同じ政党にいることがおかしいわけで、党を割って出ればいいんじゃないかとも思うんですが、そういう度胸のある人もそれほどいないようです。


 そんな感じで好き勝手やっていても政党は政党なんですね。


 NHKで与謝野氏の単独インタビューをやっていましたが、与謝野氏自身も民主党内閣に入閣すれば批判の矢面に立たされることは百も承知だったようで、それでも入閣したのは「自分たちの世代はあまり先が長くないので、何もしなくても危機に直面することはないだろう、でもそれでは若い世代に全てツケを回してしまう。それを回避するため」と言うような説明をしていました。

 綺麗事かもしれないですけど、でも今の政治家に欠けているものに果敢に挑んでいる点では好感が持てます。


 結局、次の選挙が目的で、言いたいこと半分で雰囲気に流されちゃうような人が多い中、あえて火中の栗を拾ってでも、自分のできることをやろうとするのは評価すべきだと思います。


 大体、問責決議なんて出して、国の借金は減りますか?経済は上向きますか?

 政治とカネの問題を解決すれば我々の生活が楽になりますか?

 我々の給料の中から取られた所得税、小遣いの中から払った消費税を使って責任追及合戦ってどう見ても生産的ではない。


 人の足を引っ張って政権とっても、今度は足を引っ張られる立場になるだけです。

 自民党が政権に復帰してもまた民主党が叩く構図になるだけです。こんな状態で政権交代なんかあっても、何も変わりません。


 下手すれば日本沈没の危機だというのに、炎上するカラオケボックスの中で「俺に歌わせろ!」とマイクを奪い合ってるような状態です。


 そろそろ、自分たちが何をやるか、何ができるのか、現実に即した政策を打ち立てて、それを愚直に実行して欲しいです。

 本当に国のためになるなら命を賭してでもやる。1億全てを敵に回してもやるべきだと思ったことは絶対やる。


 そのくらい肝っ玉の据わった政治家が今必要だと思います。


 もうここまでくれば、どこの政党がいい悪いじゃなく、とにかく実行力のある人、できる人が集まってやればいい。

 政治家は国を動かし、変えるために必要なのであって、単なる政党の構成員じゃないと思うんですがね。 

 政党の枠にとらわれない、人智の結集が今こそ大切だと思います。