小生の場合革靴はほとんどリーガルのものを買ってます。
最近は変化が見えてきましたが、かつては厚くででかくて頑丈で今風じゃない靴のイメージなんですが、長持ちさせることを優先に選んでいますので、小生としてはこれで良いんです。
リーガルショップで靴を買うと、店員さんに「是非リペアに出してください」とよく言われます。
リペアと言ってもそれほどお安い訳ではないので躊躇してはいたのですが、6年はいた靴のソールの摩耗が相当なものになってきましたので思い切ってリペアに出してみることにしました。
一応、キーパーを入れて保管してはいるのですが、靴べらを使わない横着行為をやりまくりましたのでかかとの部分がかなり痛んでいます。
ソールを後ろから見るとこんな風に摩耗が進行しています。
前から見てもだいぶささくれていますね。
とは言っても、捨ててはもったいないです。
革もだいぶ良い艶になっていますし、はき慣れていますからね。
最近買った靴よりこちらの靴の方が快適なくらいです。
ですから、少々お金を出してもリペアする価値は十分あると見ました。
リーガルのお店に持ち込むと、店員さんが革の状態をチェックします。
修理の時にかなり力をかけるので、ひび割れなどのダメージがあると靴自体が壊れてしまうのだそうです。
目立ったひび割れもなかったので修理は可能だろうとのこと。
ただ、かかと部分のダメージ、中敷きの交換も必要になるので15,000円程度かかるとのこと。
もう少し出せばもう一足買えそうなお値段ですが、履き慣れた靴を捨てて買うのも気が引けますから、このくらいなら価格相応だろうと判断しました。
で、待つこと約三週間。帰ってきました。
見た目はピッカピカですが、見覚えのある傷やしわを見ると自分の靴だという愛着が一層わいてくるものです。
下回りは丸ごと交換しましたので、ソールは新品。
中敷きも交換されていて後ろから見ると本当に綺麗なもんです。
前から見てもピッカピカ。
自転車に乗ったりもするのでどうしても傷んでしまうのですが、今度は気をつけないと。
こうしてみると、出して良かったなと大満足です。
でもまぁ。靴べらはちゃんと使わなくちゃいけないなとも感じます。
長持ちさせるためには普段の使い方にも注意を払わなければいけませんね。
ちなみにお値段は13,800円。総じて見るとお値段相応といえるでしょうけど、こんなに綺麗になる靴を捨ててまで新しい靴を買うよりはずっと良いと思います。
なにしろ見慣れた靴がピッカピカになって帰ってくる喜びって良いものです。
靴を修理する技術も相当な熟練が必要だそうですので、こうして修理に出すことが技術継承にもつながるでしょうから、いろいろメリットはあると思います。
中国製の安い靴を使い捨てするより、国産品、そして国内の技術を買うことはチャイナフリーにもつながります。是非お勧めしたいと思います。