ウォークマン 9月は首位陥落
2010.10.2 05:00 SankeiBiz
市場調査会社のBCNによると、9月の携帯音楽プレーヤーのメーカー別シェアは、米アップルの「iPod(アイポッド)」がソニーの「ウォークマン」を抜き、1位に返り咲いた。
ソニーは8月にアイポッドを初めて抜きトップに立ったが、新製品を発売したアップルに再び抜かれた。 9月のシェアはアイポッドが48.9%、ウォークマンが44.0%だった。アイポッドの新商品は9月初旬から順次発売され、特にインターネット接続など多機能な高級機種「タッチ」が順調に販売を伸ばした。
ただ、アイポッドの新商品が発売された9月は、アップルが毎年20%以上の差でトップを堅持していただけに、4ポイントの小差には「アイポッドの小型機種が伸び悩む中、ソニーが支持を得ているようだ」(BCN)としている。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101002/bsb1010020503002-n1.htm
小生がiPod nanoを初めて購入したのは2005年の11月。
それまでは20年近くウォークマン一筋で、カセットからMD時代まで6代ずっとSONYでした。
ですのでICになってもソニーと思って新宿のヨドバシカメラに行ったのですが...。
iPod nanoを一目見て即決しました。
当時のSONYのICプレイヤーはウォークマンのリモコンのような形状で、ディスプレイもモノクロかつ小型のもので、カタログで見ただけでも見づらそうだと思いました。
が、店頭に行ってみるとカラーのスクリーンを兼ね備えスマートなiPod nanoと同じ価格がつけられているのを見てすぐに考えが変わりました。
当時はそのくらいiPodとウォークマンの間に圧倒的な差がありました。
その後はしばらくウォークマンには全く見向きもせず、第2世代のiPodTouchに乗り変えました。
が、今回第4世代のiPodTouchに乗り換える際にウォークマンも比較考量の対象にしました。
ここのところAppleが強くの販売戦略を採っており、ヨドバシ、ビックなど量販店のWebサイトでの通信販売が御法度となりました。
今回、ヨドバシのポイントが貯まっていたのでそれを使って購入したのですが、第2世代の時のように通販が利用できず、店頭で予約しました。
ところがヨドバシの担当者曰く「予約が殺到していて引き渡しがいつになるか分からない」とのことでした。
これだけ入手が大変になると長期的に代替品も検討した方が良いかなと思い、納入待ちの折りにウォークマンも検討してみたのです。
が、SONYがAppleの後塵を拝し続けていた間、SONYもただ手をこまねいていたわけではなく確実に商品力を磨いてきたなと感心させられました。
iPodTouchの直接の対抗馬と見られるXシリーズは、無線LAN機能やブラウザ搭載の割にはディスプレイが小型で、ウエブの利用が多い小生の場合には不都合が多いと思いました。
しかし、音楽機能に特化したクラスではウォークマンの方に軍配を上げたいと思いました。
iPodも今回はnanoがタッチスクリーンのみという大胆なモデルチェンジとなりました。
が、操作性ではウォークマンの方が直感的でわかりやすかったこと、さらにノイズリダクションがある点では完全にiPodを凌駕しています。
しかもnanoの方は製造原価3,000円なんて記事 までで回っている始末。
純粋に音楽を楽しみたい人には文句なしでウォークマンの方を推したいと思います。
iPhoneまで含めればまだまだアップルの方が強そうですが、純粋に音楽に特化したモデルではウォークマンの方がしっかり作り込んでいると思います。
やや殿様モードのAppleと追い上げるソニー。逆転もあり得ると思います。
結論から言うとウォークマンはかなり商品力を上げていると言っていいと思います。