静岡県の事業仕分けが始まったのは昨年のこと。
7月の知事選挙で当選した川勝知事が就任し、事業仕分けが行われることになりました。
昨年の仕分けは国の仕分けに先行して行われている県レベルの仕分け作業と言うことで、民主党の仕分けチームが静岡まで視察に訪れ、非常に高い注目を浴びました。
また静岡県の事業仕分けは県民の中から一般公募で選ばれる委員(県民委員)という制度があります。
昨年、仕分けに参加された方のレポートが地元ニュースで紹介されて「できるものなら参加してみたい!」と思っていました。
時は流れて今年の6月末、県のホームページを見たら仕分け人募集の情報が載っていました。
すぐさま応募を決意、しかし締め切りまで10日ほどしか残っておらず、応募にあたっての抱負を400字程度の文章にまとめる必要があり、少々手間取りました。
募集要項に書いてあった小論文の主旨沿ってなんとか400字程度に納め、県に書類を送付したのは締め切り間際でした。
8月上旬に審査結果が出るとされていましたが、8月になってもなかなか連絡が来ませんでした。
8月9日。帰宅するとちょっと厚めの角2封筒が郵便受けに入っていました。
封筒には静岡県経営改革課の名前があり、「お!通った!」と思いました。
喜んで封筒を開けると、結果通知や説明会の案内、そして仕分け担当事業の事業概要説明書と業務棚卸表が入っていました。
が、浮かれた気分も吹っ飛びました。
「こ、これはどうすればいいんだ。」
どう見ても"切りにくい"事業ばかり。資料を見ても疑問点が見えてきません。
当日、仕分けの座に黙って座っているだけの自分の姿を思い浮かべていました。
<続く
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