今日から第2回目の静岡県事業仕分けが始まりました。
今年は9月4日,5日で103の事業について仕分けが行われます。
第1日目の様子を見学に行ってきました。
仕分けは6人一組がチームになって、県の担当者と討論していく形式で行われます。
1事業につき概ね30分です。
まずはじめに第3班の会場に行きました。
午前中の仕分け結果は「不要」が多く、あまりのシビアな結果に驚きました。
議論は真剣勝負そのもの。
守りに入る県担当者と結果を出したい仕分け人が対峙します。
5つの班に分かれて10程度の仕分けを行いますが、地味なものから目玉と言われるものまで様々あります。
地味な事業の場合、報道関係者の姿もなく、落ち着いた雰囲気の中で行われます。
しかし目玉となると雰囲気は一変。
中でも今回の仕分けでもっとも注目を浴びているのは東京事務所の管理費です。
報道関係者が多数集結、仕分け人の後ろに報道関係者がぴったり張り付いてカメラやマイクを向けています。
議論も白熱。県職員が東京事務所の必要性に熱弁をふるえば、仕分け人は東京事務所がどういう効果をもたらすか説明を求めます。
議論は熱いですが、中身は平行線。
仕分け人を「死刑執行人」と思っているんじゃないかと言うくらいに必死に事業を守ろうとする県担当者。
一方で、仕分け人の方は「職員の皆さんが一生懸命仕事をしているのは十分わかる。ただ、それによってどんな効果があるのか示して欲しい」というような質疑の応酬なのです。
実績を強調し事業の必要性を主張したい県担当者と、費用対効果や将来的な戦略を知りたい仕分け人の間に埋めがたいギャップがあることを感じました。
ちなみに東京事務所については班の意見として「要改善」と出ました。
全体的に長引いていたようで、最後の仕分け作業が終わったのは、予定より1時間遅れの17:00過ぎでした。
さて、明日は小生が仕分け人になります。
覚悟はしていましたが、議論は非常にシビアです。
唯一の救いは目玉級の事業がないので報道関係者を気にせずに作業が行えそうなことでしょうか。
頑張ってきたいと思います。