水木沢天然林からJR中央線の藪原駅へ向かう途中に、ちょっと遅めの昼食。
県道沿いにある「志めと
」というお店でそばを食べることにする。
案内役の友人曰く「ここのそばには連れてきたみんなが感動して帰る」とのことである。うん、これは期待できそうだ。
ふたりで冷たい大ざるそばをひとつを分け合って、あと山菜そばも注文。
店内はかなり混雑していたので少々時間がかかったが、お楽しみのそばがやってきた。
ざるそば
山菜そば
評判通りのおいしさだった!
麺は非常にコシがある。そば屋で食べてもボソボソのそばは多いが、もうぷりぷりの麺といいたいくらい。
山菜そばは山に入って採ってきたばかりの山菜をつかっているそうだ。
木曽川源流の水を使って作るそばだからとりわけおいしいのかもしれない。
そば湯でうすめて最後の一滴までつゆをいただいてきました。
店の駐車場の脇にはコスモスの花が。
標高1,000mほどのこの辺りは昼間といえども、少々涼しい。
下界では猛暑でも山では秋が確実に訪れているのだと実感した。
JR中央本線の藪原駅。
ここから、例のぐるり一周きっぷ後半の旅がはじまる。
快速・ナイスホリデー木曽路で木曽谷を下り、名古屋まで。
ナイスホリデーは臨時列車であるが、夏期の毎日運転はこの日が最後。夏休みももう終わりである。
指定席を取って乗るが、取らなくてよかったのかもしれない。
しかもボックス席に当たってしまった。
隣に女性がいて黙っているのも気まずいので、いろいろ話しかけてみる。
特急しなのの通過待ちをして藪原駅を発車した。
電車は勢いよく木曽谷を下っていく。
去年来た時は大雨で木曽川は濁流になっていたが、今日は至って穏やかである。
水木沢の小さな沢に発した水がいくつかの沢の水と合流しながらやがて大きな川になる。
中津川を過ぎると次第に山が遠くなっていく。
2日間木曽の山々を楽しんだだけにちょっと恋しいような気もする。
名古屋の街に入る頃には既に夕暮れ模様。
臨席の女性は青春18きっぷを使って茅野から大阪に帰る途中で、金山から東海道線に乗り換えて関ヶ原越えをするという。なかなかの長旅である。
小生は終点名古屋まで。
夕方だというのに名駅は木曽より蒸し暑い。
セントラルタワーズの東急ハンズでちょいと買い物をしたあと、新幹線で帰宅した。