2日目は夕方から行こうと思ったのですが、雨が降り出してしまいあえなく断念。
どうやら、18:00以降のパフォーマンス自体もすべて取りやめになったようで、18:30に市街地の歩行者天国が解除になっていました。
3日目はナイトパフォーマンスを見に行きました。
駿府公園のメイン広場4に張り付きました。
昨日の雨の後急激に寒くなり、夜風の寒さが身にしみます。
●ジェームス(ブラジル)

19:00からウーシュマーシュの予定でしたが、病気のためピンチヒッターを務めたのがジェームス。
BMXの達人で、静岡ではおなじみの顔。
思い出すのが、かなり前、札の辻ポイントでナイトパフォーマンスをみたんですが、そのときのお目当てだったのが綱渡りのバートのパフォーマンス。 そしてその前がジェームスでした。
ポイントはそこそこ盛り上がっていたこともあり、終了時間を過ぎても演技を強行。
スタッフが「hurry up」の札を出してもお構いなし。さらに「Stop your performance!」の札が出ても「もうチョットだけ」といって強引に続ける始末。
歩行者天国解除に間に合わせるため、トリをつとめるバートはハイテンポの演技でした。
ちなみに翌年、ガイドブックには彼の名前がありませんでした。
まぁ、コレもライブの魅力のうちでしょうけど、こんなコトがあったのであまり彼には好印象がありません。
とはいっても、南米系のノリで観客を沸かせてくれる彼の演技をみるとそんな過去は忘れてしまいます。
お客さんはちょと少なかったですが、陽気なステージでした。
●ふくろこうじ(日本)
19:30からはふくろこうじ。
ジェームスの演技の時、ポイントの脇に正装した男性がいて、変わったポイントスタッフだなと思っていたのですが、彼が演技を始めました。
そんな具合なので彼の演技をみるのは初めてです。
しゃべりはないので地味な展開ですが、パントマイムやジャグリングのレベルは高いです。
お客さんとの絡みも面白いです。
気づくと周りはお客さんでいっぱいになっていました。
●フレイザーフーバー(イギリス)

そして20:00からはこのポイントの最後のパフォーマンス、フレイザーフーバーの演技。
ワールドカップエントリーのパフォーマーです。
観客いじりの巧みさはニーニョコストリニに似て一級品。
ニーニョのいじり方は悪戯っぽく賑やかなんですが、彼のいじり方は地味に悪戯って感じで笑えます。

子供たちを次々にステージに呼んでパフォーマンスするのですが、子供たちの可愛いところを実にうまく引き出しているのが、他のパフォーマーにはない彼の最大の特徴です。
この辺は、海外のパフォーマーの方が圧倒的に優れています。コミュニケーション能力の高さともいうんでしょうか。 初日にダメじゃん小出が「最近大道芸に来る人は若い人でも(ジャグリングが)うまい人ばっかりでしょだからオレとか三雲いおりの需要が増えている、しゃべるヤツがどんどんいなくなってる」なんて言ってました
。
日本人のパフォーマーと海外のパフォーマーでジャグリングのレベルにはほとんど差がないのに、全体的な演技の魅力の差がなかなか縮まらないのはこの辺に差があるのかなと思いました。
日本人の多くが芸術性を追求するあまり、逆に観客と演技者の間に壁ができてしまっている気がするんです。
またお気に入りのパフォーマーが増えました