静岡市は南北に広いもので、海抜0mから最高点は3,000m級。
去年は梅ヶ島、有東木方面に出かけたりしましたけど、今回は井川 に用事があり行ってきました。
以前は静岡市中心部から井川まで直通の路線バスがあったのですが、昨年廃止されたようで、公共交通機関としては、金谷回りで大井川鉄道を使うか、路線バスで途中の横沢まで行き、そこから静岡市が運営している井川方面への連絡バス(といってもハイエース)に乗り継ぐかのいずれかです。
しかし、いずれも所要時間、料金等に難があり、今回はレンタカーで行くことにしました。
今日のお伴になるのはトヨタ・ヴィッツ。
乗り捨ての車なのか、浜松ナンバーがついていました。
静岡市中心部から、井川湖御幸線を北上し、玉機橋で左折するルートを行きます。
道順がわかってはいるのですが念のためナビをセット。
案の定というか、期待通りというか、ナビは国道362号を行くルートを指示してきます。
無視しますけど、しつこく362号に誘導しようとしてきます。
ナビも観念したのか、しばらくすると「5キロ以上道なりです」と言い出しました。
素直でよろしい(爆)
玉機橋を左折して、上助を過ぎるといよいよ山道になります。
日曜の9時前と言うことで対向車も少なく、狭い道路ですがそれほど難なくドライブできました。
途中、「焼きたてのパンあります」の看板があったので、マークして帰りに立ち寄ることに。
市街地から約1時間半で富士見峠に到着。
ここでいったん休憩。
ここの標高は1,180m。
1時間半で1,160m登ってきたことになります。
どおりでアクセルをぺたっと踏んでも(いわゆるペタリンコ状態)なかなかスピードが上がらないわけです。
しかし、ここから井川に向けては下り。
つまりは富士見峠から先は大井川水系ということになります。
葛籠折りの道を下っていくと、エメラルドグリーンにの水面が鮮やかな井川湖が見えてきました。
2時間かけて走ってきましたけど、用事はほんの十分足らずで完了。
井川ダム脇にある中部電力の井川展示館をみてみることにしました。
中部電力の施設だけ逢って展示物は電気に関するものが多く、
なんか半分ぐらいは浜岡原子力館でみたような気がする...。
民主党政権に変わってダムは「無駄な公共事業」の象徴であるかのようにいわれています。
個人的には下流の情けないほどの水量の少なさ、堆砂が海岸浸食の原因ともいわれているので、作るとしても必要最小限にすべきだとは考えていますけどね。
帰路も同じ道を引き返します。そして、あのパンの店へ。
パンも売っているほか食事もできるようなので、ここでお食事。
お店はCasso横沢(カッソよこさわ) という屋号。
食事はパスタやオムライス、トースト等の洋食系。
6席だけの小さなお店で、貸し切り状態でした。
アラビアータを注文。パスタは本格的で、特にガーリックの絶妙な甘みと香りが印象的でした。
窓のすぐ外は売店になっていて、パンがちらほら残っていました。
帰りがけに買っていこうかと思ってみていたのですが、しばらくすると家族連れの車が横付け。
「ここのパンをみんなに食べさせてあげたいから全部ちょうだい」と言って残り全てをお買い上げ。
まぁ、大人買いとでもいうんでしょうか。
鳶に油揚げをさらわれるとはまさにこのこと。
ご主人が「パンあります」の看板を撤収していました。
ご夫婦で経営されているようで、奥さんにお話を伺うと、「欲しいパンがあるなら、朝のうちに買いに来た方がいいですよ」とのこと。
場所的には、横沢バス停よりさらに車で10分ほど井川寄りで 、車でしか来られないのですが、知っている人は知っているんですね。
おみやげには、自家製のソーセージとチョコケーキを買ってきました。
そのまま帰るのもナンなので、わさびを買いに真富士の里にでも行こうと、梅ヶ島方面へ。
真富士の里は建て替え中らしく、手前の駐車場がいっぱいだったので通過。 じゃ、有東木まで行くかと、そのまま有東木 へ向かいました。渡本から有東木までの急坂を登ってみたいってのもあるんですが(笑)
ペタリンコで35km。やっぱりヴィッツには厳しいようです。
売店の「うつろぎ」に寄ろうとするも、ここも駐車場がいっぱい。と言うことで、とぼとぼと下山。
本日のドライブは総走行距離165km。
ガソリンの給油量が10.5Lだったので、燃費は約15.7km/Lってことになります。
有東木の急坂に突っ込んだりしたからこんなモンですかね。