現実という夢幻世界 -古典を通じて思索する-
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夜の日暮里のカフェで、パソコンを広げながら彼女と話をしている

老子 63章

「為(な)す無きを為し、事とする無きを事とし、味わい無きを味わう。」


(意訳)

何もしないという行動を踏み行い、意味のない現象の中に意味を見出し、

魅力の本来ないような物事をすら楽しむ


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カフェでノートパソコンから初めてのブログを書いている。

目の前では彼女が、親友の話をしている。

窓の外では、夜の日暮里に所々車のライトが光る。


このごろは、会社では、新しい部署に配属され、

今ひとつ自分の位置づけができない日々が続いている。

日常生活は、落ち着きを見せ始めている。


ビジネスマン生活は2年目に入った。

自分の可能性が引き出され、良い会社に入ったとは思うが、

自営で不安だった2年間のような、底抜けの自由さは

いよいよ失われてはいる。


楽しい時はときどきある。

自分の本来いるべき場所が、まだよく分からない。


本来の場所などというものは、恐らく存在しない。

不安定な心を紛らわせるという目的のためだけに、物事を行うことは

自分を騙している。

彼女に対する自己開示はこれでよいのか。欲求レベルではなく、

本当の彼女の魂を完全に捉えようとしているのか。


果てしなく捉えきれない日常生活を、全体的に肯定できる生き方を、

今も昔も変わらず幻想している。