グランオース
2着220
テイエムビッグサー
2着220
ブラックルチル
2着220
ルージュスタニング
3着200
サトノシュトラーセ
1着1070
オールナット
3着270
コンクシェル
1着1840
サンデーファンデー
3着460
ペースセッティング
3着550

ルージュスタニング
本質的な適性は、競馬を使いながら顕著になってくる。だんだん芝が走れなくなったきたタイミングで初ダート。2列目の外側、包まれないポジションで上手く運んでいたが、追ってからの反応は鈍かった。とは言え、このあたりのダート1勝級はかなりハイレベル。ダート適性は示してくれたと思う

サトノシュトラーセ
このメンバーではスタミナが違う。ペースさえ流れれば圧勝になっていたと思うが、外差し馬場の小倉はどうしてもスローペースになりがち。ここは1000m通過が1.02.6、1200通過が1.15.2の超スローペースで、ラスト4ハロンは12.2→11.8→11.6→11.4の綺麗な加速ラップだった。着差は僅かだが、余した脚はかなりある。地味な勝ちっぷりで人気が落ちるようなら次は妙味があるかも。相変わらずもっさりして見えるのがネックだが、どこかで大仕事をやってもらいたい

オールナット
ハナに行ける態勢だったが、意図的に控える形を試みた。馬混みに入れたのは初めてだが、上手に走っていたし折り合いもついていた。ペースは楽だったし、抜群の手応えで先頭に並びかけた直線入口では勝てるかと思ったぐらいだが、腰に硬さのあるサトノダイヤモンド産駒は追ってから詰めを欠く傾向があって難しい。今の感じだとクラシック云々は厳しく、出脚が鋭いのでマイル路線へ切り替えた方が可能性はあるのかなと

コンクシェル
近走も状態が悪かった訳ではないと思う。やっぱり揉まれないところでスッキリした競馬が出来ると強い。中途半端に抑えても味がないので、オープンでも思いきって先行してもらいたい

サンデーファンデー
中央競馬全体の中でも、今は最もデキが良い1頭。最近は体幹がビシッと入っていて、いつ見てもフォームの安定感が際立っている。1コーナーで少し外を回る形になり、途中で外から捲られて3〜4コーナーは追わされる形。今日は厳しいかなと思ったが、苦しい形でもジワジワ伸びてきて凄く良い内容だった。デキが良いうちにオープン入りを決めてもらいたい。馬券はゴーゴーユタカちょっと買えない

ペースセッティング
少しずつ外へズラしていくような感じで、上手く乗ってくれたと思う。武蔵野Sもそうだったが、どうも東京コースだと追い出してからモタモタするところがある。手前の関係から、右回りの方が4コーナーの行きっぷりが良い

素質馬が揃っていた共同通信杯には残念ながら指名馬の出走なし。馬券はショーマンフリートから、さほど強くないけどスローペースなら崩れそうにないジャンタルマンタルを3着に固定

ショーマンフリートは相変わらず、腰の位置が低くて頭が高いので、強いて言えば「モレイラじゃない事」が減点材料か。モレイラ比なら、ルメールでも若干のマイナスは否めず。要するに、低い姿勢で腰を浮かせ、バランスを取りながら乗れるジョッキーのハマりが良い、そういう体型の馬だと思う

ルメールは先行したい態勢を取っていたが、スタートで外隣のエコロヴァルツに負けてしまい、進路をカットされて躓いてしまった。馬券はルメールのスタートの上手さに賭けていたので仕方ない。4コーナーは外へ出てくるジャンタルマンタルに押し出され、直線はほとんど追わずに終わっている。背格好からして2000よりは1600。前走のようにソフトな路面も合わないし、馬体のバランス面も含め、乗り難しい馬だなぁという印象が強まった

前日予想の想定通り、スローペースの上がり勝負。序盤から自滅する馬が続出、後ろでブレーキを掛ける馬があまりにも多すぎた。こうなると完全に行ったもん勝ちの展開で、並びを見て早い段階でジャスティンミラノに勝たれたなと思った。今日は瞬発力勝負での勝利だったが、体の使い方が良いのでタフな決着にも対応出来る。これは楽しみな馬

スローペースだと、やっぱりジャンタルマンタルは馬券になってしまったが、前日予想に書いたように、朝日杯1、2着の走破内容自体はそんなに重たくない。今日の結果は案外というよりも妥当。ジャンタルマンタルとエコロヴァルツがクラシック路線へ進むようなら、今後の見通しはネガティブ。勝ち負けするには地力不足だろう。今日は見せ場なく終わってしまったミスタージーティーも、ソフトな馬場の中距離なら巻き返してくる