(15:50~16:10) 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第4回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴=に対する弁護側の証人尋問が続いている》 《弁護人はさらに別の証拠を石川議員に提示。
収支報告書の記載方法について石川議員がメモを残していた「石川ノート」が廷内の大型モニターに表示される。
今回の公判で初めて明らかにされた証拠だ》 《検察官役の指定弁護士は報告書作成に関する「全体先生」という記載を指摘、収支報告の内容を小沢被告に報告していたことを裏付けるものと主張し、石川議員から「『全体』とあるのでそうかもしれない」との証言を引き出していた。
弁護側はこの点について反論する構えだ》 弁護人「どのくらいぶりにこの『石川ノート』を見たんですか」 証人「平成10年と書いてあるので、10年ぶりくらいかもしれません」 弁護人「仮に10年ぶりとして、記載を見せられ『全体先生』が何を意味するか分かりますか」 証人「すぐに分かりませんでした」 弁護人「主尋問の最中に理解できましたか」 証人「できませんでした」 《弁護側は次に、平成22年1月の逮捕前の状況について尋ねていく》 弁護人「逮捕されると思いましたか」 証人「覚悟はしていました。
ただ、『在宅起訴』という報道もあり、望みを持っていました。
間違いなく逮捕されるという人もいれば、国会議員だから逮捕はない、という人もいる。
人として、希望は持っていました」 《検察で2時間の取り調べを受けた後で逮捕され、手錠をかけられた石川議員。
東京拘置所の独房に着いたのは、夜中の1時だったと証言する》 弁護人「逮捕されてどう思いましたか」 証人「人生で、犯罪者になるとは思っていませんでした。
政治活動を続けるというより、ひとりの社会人として生きていけるのか、不安でした。
周りに迷惑をかけるのではないか、とも思いました」 《石川議員は翌日以降の取り調べで、容疑を否認しつづけたが検察官から同じ質問を繰り返されたと強調。
取り調べの過酷さについて具体的に証言を始める》 弁護人「取り調べは何時から何時まで行われましたか」 証人「朝は10時か10時半から始まり、昼休みと夕飯を挟み、夜の11時から12時まで続きました」 弁護人「指定弁護士は『毎日弁護士と接見していた』と主張していますが、きちんとした相談に基づいて取り調べに臨むことはできましたか」 証人「できませんでした」 弁護人「否認を続けるとどうなる、と検事から何か言われましたか」 証人「『捜査の拡大化』を言われていました」 弁護人「脅しや口先だけと思いましたか。
それとも本当に危険と感じましたか」 証人「本気だと思いました。
支援者が前年の衆院選投票日の翌日から取り調べを受けていたので。
あらかじめ、とにかく(自分に)狙いをつけて追い詰める、という感じだった」 弁護人「○○検事(法廷では実名)の『特捜部は恐ろしいところ』という言葉を思いだすこともありましたか」 証人「はい」 《弁護側は柔らかな口調ながら、取り調べの不当性を強調しようと質問を続ける》 弁護人「(政治資金収支報告書の虚偽記載に)小沢さんの関与を認める調書が取られている。
改めて、客観的に小沢さんへの報告・了承はあったんですか」 証人「いいえ」 《急に語気を強め、続ける》 証人「ありません」 弁護人「事実と異なることを分かっていて、調書に署名したんですね」 証人「はい」 弁護人「(裁判長らを見やり)裁判官も疑問を持つところです。
なぜ署名したんですか」 証人「結論からいうと、自分の弱さです。
私も大変苦しく、周囲の支援者、秘書、他の人にも苦しい思いを味わわせていました。
ある程度は(検察側に)迎合しないと大変だ、と思いました」 《さらに、検察側の供述誘導について尋ねていく弁護側。
「検察官から『これぐらい書いても小沢さんの起訴はない』と言われた」「上司が『もっと強い表現にしないと困る』と言っている。
ここまでなら大丈夫」。
石川被告は自身の公判などと同様、検察官の巧妙な説得があったと強調する》 弁護人「署名しても小沢さんには影響しない、否認すれば小沢さんに迷惑がかかる、と聞かされたんですね」 証人「はい。
(小沢被告の)奥さんを(特捜部の聴取に)呼ばなければいけなくなる、と聞かされました」 弁護人「小沢さん自身も」 証人「当然考えられると思いました。
やはり特捜部が考える調書にサインしなければ、と思いました」 《弁護人の質問は、石川議員が保釈後の22年5月に○○検事から再聴取を受けた際のやり取りに移る》 弁護人「再逮捕の可能性について、○○検事から何か言われましたか」 証人「『検察がやってやろうとして、できないことではない』と言われました。
まだ狙われている、と思いました」 弁護人「○○検事から供述について何か言われましたか」 証人「(東京)拘置所で取られた供述調書を、○○検事がまとめる(維持する)のがいい、と。
供述が変わると検審(検察審査会)の印象が悪くなる、という」 弁護人「1月も5月も小沢さんへの報告・了承があったとする供述を維持したのは、『その方がいい』と言われたからですね」 証人「はい」 弁護人「どちらも誤りですね」 証人「はい」 《ここで弁護人が交代、弘中惇一郎弁護士が補足の説明を行う。
石川議員の女性秘書が深夜まで聴取を受けた点について、再度石川議員に確認する》 証人「夕方5時か6時に帰す約束で、夜中の10時、11時まで取り調べを受けました。
小さな子供がいるのに、予定を過ぎると(面倒を)見る人がいなくなってしまいます」 《小沢被告は石川議員の“悲痛の訴え”を、淡々とした表情で聞き続けている》
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収支報告書の記載方法について石川議員がメモを残していた「石川ノート」が廷内の大型モニターに表示される。
今回の公判で初めて明らかにされた証拠だ》 《検察官役の指定弁護士は報告書作成に関する「全体先生」という記載を指摘、収支報告の内容を小沢被告に報告していたことを裏付けるものと主張し、石川議員から「『全体』とあるのでそうかもしれない」との証言を引き出していた。
弁護側はこの点について反論する構えだ》 弁護人「どのくらいぶりにこの『石川ノート』を見たんですか」 証人「平成10年と書いてあるので、10年ぶりくらいかもしれません」 弁護人「仮に10年ぶりとして、記載を見せられ『全体先生』が何を意味するか分かりますか」 証人「すぐに分かりませんでした」 弁護人「主尋問の最中に理解できましたか」 証人「できませんでした」 《弁護側は次に、平成22年1月の逮捕前の状況について尋ねていく》 弁護人「逮捕されると思いましたか」 証人「覚悟はしていました。
ただ、『在宅起訴』という報道もあり、望みを持っていました。
間違いなく逮捕されるという人もいれば、国会議員だから逮捕はない、という人もいる。
人として、希望は持っていました」 《検察で2時間の取り調べを受けた後で逮捕され、手錠をかけられた石川議員。
東京拘置所の独房に着いたのは、夜中の1時だったと証言する》 弁護人「逮捕されてどう思いましたか」 証人「人生で、犯罪者になるとは思っていませんでした。
政治活動を続けるというより、ひとりの社会人として生きていけるのか、不安でした。
周りに迷惑をかけるのではないか、とも思いました」 《石川議員は翌日以降の取り調べで、容疑を否認しつづけたが検察官から同じ質問を繰り返されたと強調。
取り調べの過酷さについて具体的に証言を始める》 弁護人「取り調べは何時から何時まで行われましたか」 証人「朝は10時か10時半から始まり、昼休みと夕飯を挟み、夜の11時から12時まで続きました」 弁護人「指定弁護士は『毎日弁護士と接見していた』と主張していますが、きちんとした相談に基づいて取り調べに臨むことはできましたか」 証人「できませんでした」 弁護人「否認を続けるとどうなる、と検事から何か言われましたか」 証人「『捜査の拡大化』を言われていました」 弁護人「脅しや口先だけと思いましたか。
それとも本当に危険と感じましたか」 証人「本気だと思いました。
支援者が前年の衆院選投票日の翌日から取り調べを受けていたので。
あらかじめ、とにかく(自分に)狙いをつけて追い詰める、という感じだった」 弁護人「○○検事(法廷では実名)の『特捜部は恐ろしいところ』という言葉を思いだすこともありましたか」 証人「はい」 《弁護側は柔らかな口調ながら、取り調べの不当性を強調しようと質問を続ける》 弁護人「(政治資金収支報告書の虚偽記載に)小沢さんの関与を認める調書が取られている。
改めて、客観的に小沢さんへの報告・了承はあったんですか」 証人「いいえ」 《急に語気を強め、続ける》 証人「ありません」 弁護人「事実と異なることを分かっていて、調書に署名したんですね」 証人「はい」 弁護人「(裁判長らを見やり)裁判官も疑問を持つところです。
なぜ署名したんですか」 証人「結論からいうと、自分の弱さです。
私も大変苦しく、周囲の支援者、秘書、他の人にも苦しい思いを味わわせていました。
ある程度は(検察側に)迎合しないと大変だ、と思いました」 《さらに、検察側の供述誘導について尋ねていく弁護側。
「検察官から『これぐらい書いても小沢さんの起訴はない』と言われた」「上司が『もっと強い表現にしないと困る』と言っている。
ここまでなら大丈夫」。
石川被告は自身の公判などと同様、検察官の巧妙な説得があったと強調する》 弁護人「署名しても小沢さんには影響しない、否認すれば小沢さんに迷惑がかかる、と聞かされたんですね」 証人「はい。
(小沢被告の)奥さんを(特捜部の聴取に)呼ばなければいけなくなる、と聞かされました」 弁護人「小沢さん自身も」 証人「当然考えられると思いました。
やはり特捜部が考える調書にサインしなければ、と思いました」 《弁護人の質問は、石川議員が保釈後の22年5月に○○検事から再聴取を受けた際のやり取りに移る》 弁護人「再逮捕の可能性について、○○検事から何か言われましたか」 証人「『検察がやってやろうとして、できないことではない』と言われました。
まだ狙われている、と思いました」 弁護人「○○検事から供述について何か言われましたか」 証人「(東京)拘置所で取られた供述調書を、○○検事がまとめる(維持する)のがいい、と。
供述が変わると検審(検察審査会)の印象が悪くなる、という」 弁護人「1月も5月も小沢さんへの報告・了承があったとする供述を維持したのは、『その方がいい』と言われたからですね」 証人「はい」 弁護人「どちらも誤りですね」 証人「はい」 《ここで弁護人が交代、弘中惇一郎弁護士が補足の説明を行う。
石川議員の女性秘書が深夜まで聴取を受けた点について、再度石川議員に確認する》 証人「夕方5時か6時に帰す約束で、夜中の10時、11時まで取り調べを受けました。
小さな子供がいるのに、予定を過ぎると(面倒を)見る人がいなくなってしまいます」 《小沢被告は石川議員の“悲痛の訴え”を、淡々とした表情で聞き続けている》
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