4/18付けの痛いニュースに
下記の記事があったので、

お借りして載せてみます。

『4月15日NHK 
子どもの血液型の記入欄、
戸惑ったことありませんか

幼稚園の名札や提出書類、
小学校の防災頭巾など。新
学期が始まり、記載を求め
られることも。
しかし、医師からは記入欄
は「医学的に役に立たない
」として、そもそも不要で
はないかという意見も出て
います。
いったいどういうことなの
か、調べました。

知らない人は増えている?
子どもの血液型はどのぐら
いの人たちが知っているん
でしょうか。
渋谷の街で子育て中の人た
ちに聞いてみました。
「上の子は知っているけど
、下の子は分かりません」
(13歳と1歳母親)
「子どもの血液型を知りた
いって言ったら、かかりつ
け医から調べておかなくて
いいと言われました」(1
歳母親)
「そういえば知らないです
ね。どこで調べるんでした
っけ?」(父親)
子育て世代の親に聞いたと
ころ、子ども30人中、半数
以上の18人の血液型は“知
らない”という答えが返って
きました。
知らないと答えた親に、子
どもの血液型を調べたいか
を聞いてみると、その必要
はないと感じている人も少
なくありませんでした。
「わざわざ血を抜いてまで
知りたいとは…。占いくら
いにしか役に立たないと思
うので」
「血液型を知ることでなに
か先入観を持ってしまいそ
うなので、知りたくないで
す」
そもそも血液型の調査とは
血液型といえばかつては誰
もが知っていたイメージで
すが、なぜ子どもの血液型
を知らない親が増えている
のでしょうか。
40年にわたって新生児を診
てきた埼玉医科大学の加部
一彦特任教授によると、A、
B、O、ABの4つに分けられ
るABO型の血液型は、199
0年代ごろまでは全国の多く
の産婦人科で、赤ちゃんが
生まれた時に調べて、親に
知らせるサービスが行われ
てきたということです。
しかし新生児の検査は実際
の血液型とは異なる判定が
出ることがあり「違ってい
た」などとしてトラブルに
発展するケースもあったと
いいます。
こうしたことから、ここ2
0年ではほとんどの病院が
、出生時に子どもの血液型
を調べて親に知らせること
を行わないようになったと
いうことです。
子どもの血液型を知りたい
場合には、正確な検査がで
きるようになる年齢(3歳
~4歳以降 個人差あり)に
なってから、自費診療で病
院に検査を依頼する必要が
あるということで、そのま
ま大人になるまで調べない
人が増えているとみられて
います。
記入欄は役立つ?医師に聞
くと
ただ一部の保育園や幼稚園
、小学校では、入園時に提
出する書類のほか、防災頭
巾や名札などに血液型を書
く欄が設けられていること
もあります。
やっぱり災害時や交通事故
などの緊急時に備えて、血
液型は子どものうちに調べ
ておくことが必要なのでは
…?
学校の校医も務めている奈
良県小児科医会会長の高田
慶応医師に聞くと、その心
配は全くなく、無理に調べ
る必要はないと言います。
高田医師が院長をつとめる
奈良県生駒市のクリニック
では、ホームページに子ど
もの「血液型の検査をする
必要はありません」という
お知らせも掲載しています

このクリニックでも数年前
まで、保育園や幼稚園の入
園前に「書類に血液型を書
く欄があるので調べたほう
がよいでしょうか?」とい
う相談がたびたび寄せられ
ていたそうです。また「名
札の裏に血液型を書かない
といけないので」と子ども
の検査を希望する保護者も
いました。
このため高田医師が生駒市
の担当者に要望し、いまで
は市内の保育園や幼稚園で
は書類から血液型の記入欄
がなくなってきたそうです

高田慶応 医師
「小さな子どもに痛い思い
をさせてまで必要のない血
液検査をするのは不合理な
だけなのかなと思います。
真面目な保護者は記入する
欄があると『調べないとい
けないのかな』と思ってし
まう人もいるので書類や名
札からも血液型の記入欄は
なくなったほうがよいと思
います」
また高田医師は血液型は親
子関係にも関わる個人情報
のため、学校や保育園など
が安易に収集することには
リスクがあるとも指摘しま
す。

記入欄 なくす自治体も
愛知県東海市でも先月まで
、公立の保育園に入園する
際の提出書類に記入欄があ
りました。
数年前にも「必要ないので
はないか」という意見が上
がったものの、そのまま運
用してきたということです
が、改めて必要性について
検討した結果、今年度から
血液型を記入する欄を廃止
することになりました。
東海市幼児保育課 担当者
「Rhマイナスなどの人数
が少ない血液型を保育園が
把握しておくメリットもあ
るかと考えていましたが、
ほとんどの子どもは入園時
に血液型が判明していない
状況です。書類のために血
液検査を受ける必要がある
という誤解を招くデメリッ
トもあると判断しました」
日本人には少ない「Rhマ
イナス」の血液型など、特
別な事情がある場合には、
「その他」の欄に記入して
もらうように呼びかけると
いうことです。
血液型 調べたいときは
子どものときに知る必要は
ないという血液型ですが、
街で聞いていてもやっぱり
気になるという親の声も聞
かれました。
家族にRhマイナスの人が
いるなど、希少な血液型の
可能性があって知っておき
たいという場合は、保険が
適用されない自費診療で調
べることができます。費用
は医療機関によって異なり
ますが、3000円から5000
円程度で受けられることが
多いようです。
また小さいころは分からな
いままでも、高校生や大学
生になってから、献血をす
ることで血液型を知ること
もできます。
日本赤十字社に確認すると
「輸血における安全性を確
保するため、また善意で献
血にご協力くださる献血者
に健康管理の参考として役
立てていただくために、血
液型を含めた検査を実施し
ています」としていて、献
血の際に希望者には血液型
を知らせているということ
です。
ハラスメントには注意
一方、渋谷の街で聞いた時
に、気になる話もありまし
た。
「病院から、差別になるの
で調べませんって言われま
した」
生まれた時に親が子どもの
血液型が何か尋ねたところ
、病院側から『ブラッドタ
イプ・ハラスメント』にな
る可能性を指摘されたとい
うことです。
日本では血液型とその人の
性格とを結び付けることが
流行したこともありました
が、こうした性格診断には
科学的な根拠はありません

厚生労働省の『公正な採用
選考をめざして』というパ
ンフレットでは「血液型や
生年月日による星座は本人
に責任のない生まれもった
事項であり、それを把握し
特定の個人の適性・能力を
固定化して見ることになれ
ば、把握されることを心理
的負担と感じる応募者を生
み、それが就職差別につな
がるおそれがある」として
、注意を呼びかけています

今回取材した加部特任教授
は、血液型について尋ねら
れても、分からない場合や
答えたくない場合は「不明
」や「空欄」で回答すれば
よいと話していました。
埼玉医科大学 加部一彦特任
教授
「血液型を名札や書類など
に記載しても、医学的には
役に立たないので、子ども
のころに無理に知る必要は
ありません。カルテには血
液型を記入する欄がありま
すが、空欄がほとんどです
。また、よく言われる性格
と血液型の関係についても
、科学的根拠は全くありま
せん。20年ぐらいたつと、
それまで当たり前にやって
いた色々なことが変わって
くる、ということですね」

 

今の子供はほとんど血液型
を知らないのですねぇ・・
何だか不思議です、昭和生
まれの自分にとっては血液
型を知っていることは常識
ですが。
まぁ事故等輸血が必要な時
があれば、血液型を検査し
てからするでしょうから、
医学的には必要ないのかも
しれません。しかし「ブラ
ッドタイプ・ハラスメント
」ですかぁ・・なんだか何
でもかんでもハラスメント
ですね。
自分の血液型を知らないな
んて寂しくないですかね。
昭和生まれだからですかね

 

元のブログは下記です。

楽天ブログ「秋葉他お買い物日記」
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