JJDの音をめぐる冒険 -5ページ目

風の歌を聴け

村上春樹のデビュー作。

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簡単なあらすじ
「1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく・・・」

タイトルの通り、風のような小説です。
これを読んだ人はビールとフライドポテト、カリフォルニアガールズの入ったビーチボーイズのレコードがたまらなく欲しくなるでしょう。アメリカンな雰囲気が強いです。

今の村上春樹とは文体がかなり違っていて淡白で簡潔な小説です。150ページほどの短い小説なので、よく読み返します。普段本を読まない人でも気軽に読めるんじゃないでしょうか。ただ回想や視点の変化が時々挿入されるので、時系列がわかりにくくなるかもしれません。

ストーリーは僕の一人称で進んできますが、正直いって特にドラマチックなところはありません。僕が淡々と日常をビール飲んで過ごしていくだけです(笑)25mプールいっぱいのビールを。だが、それがいい。なんともいえない空気感があります。青春小説ともいえるかもしれませんが、青臭いものではなく、ビターで大人の青春?な感じ。本編の台詞を借りると「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれをとらえることはできない」、この言葉につきるのではないかと。

この小説の主人公<僕>ですが、このあとの村上春樹の小説でもでてきます。「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ダンスダンスダンス」でも主人公やっちゃってます。それだけに <僕>には思い入れが強いです。<僕>は生き方がかっこいいんですよね。自分のスタンスというものをはっきり持っていて周りに流されない、クールでタフ、それでいて14歳の女の子と仲良くなれる(ダンスダンスダンスでの話し)ユーモアがありウィットに富んでいる。まぁ現実にいたら付き合いにくそうなタイプではありますが(笑)

この小説内で<僕>がデレク・ハートフィールドという架空のSF小説家について何度も語ります。噂によると、図書館には「風の歌を~」を読んでデレク・ハートフィールドの本を探しに来る人がたまにいるいとか。僕も最初は本当にいる作家かと勘違いしてましたが。みなさん、架空の作家です(笑)
確かにデレク・ハートフィールドの小説は読んでみたくなるんですよ。「風の歌を~」内で彼の短編「火星の井戸」
のあらすじがのっています。火星にある底なし井戸にもぐった青年の話です。これが僕にはかなり印象的でした。気になる人は「風の歌を~」を読んでみてください。デレク・ハートフィールドで探してはいけませんよ。


最後に、素敵な女の子がみんな、カリフォルニア・ガールならね・・・。(beach boysのcalifornia girlsより)

1984年

ジョージオーウェルのSF小説「1984年」

村上春樹、Radioead好きなら読んでおかなければと思い、先日読破。

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簡単なあらすじ
「架空の1984年、世界は3つの超大国からなっていた。その内の一つ、オセアニアのロンドンに主人公は住んでいた。オセアニアは完全に一党独裁体制で、ビッグブラザーという指導者により支配されていた。個を徹底的に排除された社会に対して疑問を持つ主人公は、反政府組織に接触しようとするが・・・」


これが1949年に書かれた小説というんだから凄い。
難しい言葉で説明できませんが、全体主義への警告というかその恐怖というのは伝わってきました。
ジョージオーウェルは1949年において、40年後の世界がこうなってなっている可能性があると思ったんでしょうね。
民主主義の日本に生まれてよかったです。
SF小説としてストーリーや設定を楽しむこともできますが、時々難しい社会論?の話もあって、僕はなんとか読みきることができましたが、読みづらい部分もありました。もっと読解力をつけなければいけませんね。

ところでRadioheadの曲に「2+2=5」というのがありますが、これは1984年が元ネタです。
「2+2=5」は1984年において、「党の支配下で個人は自分の思考をもってはならない。党が2+2=5といえばそうであるし、2+2=3であるといえばそうでもある」ということを意味する言葉です。

ちなみに「2+2=5」が入っているRadioheadのアルバム「Hail to the Thief」ですが、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」に凄くマッチしたアルバムだと思うんですがいかがでしょうか。どちらもいつか感想なんか書いてみたいです。

Sphinx Rose


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ベンジーこと浅井健一のソロ名義アルバム、「Sphinx Rose」

ここ最近のベンジーは声が出てないし(年だからしかたないが)、曲もいまいち作り込まれてない気がして、あまり好きになれなかったですが、このアルバムは久々にいいと思いました。

ゆったりした曲が多く、まったり聴けるアルバムで、全曲にわたっていつもよりベースが耳に残りました。アレンジもいい感じ。中でも「スケルトン」はなかなかかっこいいです。ライブで聴きたいな。

このクオリティーのアルバムなら毎年だしてくれてもいいかな。
というのは、ほぼ毎年アルバムをだしてくれるベンジーですが、近年どうも完成度の低いアルバムが多いので。

ただ最近多いサビの適当?な英語はやめて欲しい。よく意味もわからないし、もったいない。
僕は日本人には日本語で歌ってもらいたい派なんです。洋楽好きですけど、やっぱり歌詞の意味がわからないってのはかなり損してる気がするので。
そう考えると、英語圏内の人たちはうらやましい。だって、洋楽の名曲たちをスミからスミまで堪能できているわけですから。

TOEICの勉強しようかな・・・