最近皆さんも耳にしたことがあるかもしれない「キャリアコンサルタント」という言葉。

 

キャリアコンサルタント、って大学のキャリアセンターとか、ハローワークとかで相談に乗ってくれる人でしょ?と思われている方も多いと思います。そしてそれは半分正解です。就職や転職をするときに相談する相手、という事で間違いありませんが、実は誰でもどんなタイミングでも相談ができるのが、キャリアコンサルタントです。

 

ワークライフバランス、という言葉があります。仕事と生活のバランスをとって、豊かな人生を送っていきましょう、という考え方です。そして、最近はワークライフインテグレーション(仕事と生活の統合)という言葉も現れてきています。

 

withコロナの時代となり、仕事に対する考え方も大きく変わりました。毎日会社に行って仕事する、という当たり前がなくなって、在宅勤務で日々の生活の場所に仕事が混ざり合ってきています。そういう中で、仕事と生活は別のものではなく、相乗的な存在として高めあっていくことで、豊かな人生を紡いでいけたらよいな、という考え方です。

 

そのような中でキャリアコンサルタントとは、あなたのある一時期の職業選択について相談に乗るだけでなく、皆さんの人生設計の中でどのように働いていきたいか、共に道を探していく仕事です。その道のプロに自分のキャリアについて話を聞いてもらうことは、人生においてどのような効果があるのでしょうか。

人生の中で大きな割合を占める、働くという事。その中で自分のキャリアについて専門家に相談をすることは、自分の「思い込みの枠」を外し、自分の可能性を大きく広げてくれる効果があります。

 

なぜならキャリアコンサルタントは、あなたの中にある自分でも気づけないことを引き出し、そしてあなたの意思決定を後押ししてくれる存在だからです。

 

あれ?キャリアコンサルタントは職業選択の専門家だから、仕事に対して非常に広く深い知識を持っていて、自分に合った仕事を紹介してくれるんじゃないの?と思われた方、多いと思います。実はキャリアコンサルタントの仕事は仕事紹介のための指導やアドバイス、というよりはカウンセリング、相談に近いのです。

 

例えば、友人に相談をしているうちに、自分の中から答えが見つかるような経験をされたことはありませんか?人に話をする事で、気持ちが整理され新たな気付きを得ることはよくある事です。

キャリアコンサルティングにおいては、相談者の方がどんな仕事をしていきたいか、またその方に合った仕事を考えていくために、まずその方がどんな人でどのような状況にあるのか、その時にどんなことを感じたのか、どんな時にやりがいを感じていて、どんな時につらいと感じているのかといった、相談者の声を傾聴するところが非常に大事な部分になります。

 

そしてキャリアコンサルタントに相談することで、本人が気づいていなかった本音や強みにも気付くことができるのです。そこが友達に相談しているのとは違うところ。それがすなわち「思い込みの枠」でありそれを外していく第一歩となるのです。

 

ぜひ一度、キャリアコンサルティングを受けてみてください。あなたの人生に大きな発見があるかもしれません。