著者:恩田陸
発行:角川書店
「芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。
華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。
大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。
二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。
これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを――。
少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!興奮と感動の演劇ロマン。」
舞台本編がメインの物語じゃないのか。オーディションの風景を見たって面白くないじゃないか。
そんなことを思って敬遠していると損をしますよ
本書のメインである「オーディション」に臨むまでの主人公2人の心理描写。
まわりの人たちとの関係。そしてストーリー。
何から何までも面白いです。
役者をやっている人たちは皆が皆、彼女たちと同じような事を感じているのだろうか。
だとしたら、役者の世界はとても遠い世界ではないか。
とてもじゃないけど近づけそうもない。
それでも、その世界を覗いてみたい。彼女たちと同じ感覚を味わってみたい。
そんな思いが溢れてきました。
「舞台の暗がりの向こう」に何があるのか
味わってみたいものですね。
550ページ近くあるボリュームもまた魅力的です。
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